Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本史 II 木村 茂光
選択  2単位
【教育】 14-1-1340-3222-16A

1. 授業の内容(Course Description)

 1)本講義では、学校教育などで日本史を教える際ポイントになるテーマを、江戸時代から現代までの期間から選び、それらを最新の研究成果に基づきながらわかりやすく解説し、それぞれの時代の特質を解明することを目指す。
 2)「Ⅱ」では「Ⅰ」の続きの時代として、江戸時代から現代までを扱う。
 3)「Ⅱ」と「Ⅰ」は内容的に続いているので、連続して受講することが望ましい。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 1)江戸時代・近代社会・現代社会を理解する際のポイントとその性格について習得する。
 2)江戸時代・近代社会・現代社会の政治的・社会的・文化的な特質を習得する。
 3)全体を通じて、近世から近代・現代社会への移行の筋道を理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 1)出席点を重視する。そのために、2回の「まとめのテスト」と不定期の「小テスト」を3~4回実施し、出欠の確認とする。
 2)「まとめのテスト」と「小テスト」の成績を重視する。
 3)1・2を総合的に判断して評価を出す。
 4)受講生が多数に及ぶ時は評価基準を変更する場合があるので、講義中の指示に注意すること。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストはとくにない。
 参考書はその都度指摘する。
 高校時代、日本史を履修してこなかった学生は、高校の日本史教科書や竹内誠他編『教養の日本史第2版』(東京大学出版会)などを利用することを薦める。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 「通史」的な講義を行うが、高校時代のようにすべてのテーマを取り上げることはできないので、テーマとテーマとの関連を理解するためにも、予習・復習が重要になる。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 テーマによっては、教科書などの「常識」的内容を超えた内容になることもあるので、しっかり出席するようにしてほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 講義の進め方、評価の仕方などのガイダンス。
 江戸時代から現代までの概観
【第2回】
 江戸幕府の成立と鎖国の完成
【第3回】
 享保と寛政の改革
【第4回】
 開国と倒幕
【第5回】
 近代国家の成立
【第6回】
 日清・日露の戦争
【第7回】
 資本主義の発達
【第8回】
 まとめとテスト
【第9回】
 第一次世界大戦と日本
【第10回】
 恐慌の時代
【第11回】
 第二次世界大戦と日本
【第12回】
 アジア太平洋戦争
【第13回】
 敗戦と戦後改革
【第14回】
 現代世界と日本
【第15回】
 まとめとテスト