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授業の内容(Course Description) |
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「スポーツジャーナリズム論Ⅰ」では、将来スポーツジャーナリストを目指す人材の育成を目的とする。 先ずは「ジャーナリズム」の現状と課題について論じる。わが国の「ジャーナリズム」はスポーツを正しく伝えているのか?コマーシャリズムとオポチュニズムへの警鐘も鳴らされる中、スポーツジャーナリズムの期待とは何か。国内外のジャーナリズムの違い、また各報道事例を検証するとともにスポーツジャーナリズムの機能・役割について学習する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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以下の業種・業務に必要な基礎知識を習得するとともに、スポーツ文化の発展に貢献・寄与を目指す。 ・スポーツジャーナリスト、スポーツライター ・新聞記者、イベント報道担当者 ・その他メディア関係者
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席:出席率70%以上が前提。 30点 期末試験:40点満点 レポート:期中に課題レポート3回実施。 10点×3 以上を総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:花田達郎・ニューズラボ研究会 『実践ジャーナリスト養成講座』 平凡社 参考文献:小田光康著 『「スポーツジャーナリスト」という仕事』 出版文化社 仲川秀樹・塚越孝著 『メディアとジャーナリズムの理論-基礎理論から実践的なジャーナリズム論へ-』 同友館 杉下茂著 『スポーツは誰のためのものか』 慶応義塾大学出版会 小林淑一著 『スポーツビジネス・マジック-歓喜のマーケティング-』 電通 木村元彦著 『争うは本意ならねど』 集英社インターナショナル
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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スポーツジャーナリストを目指す上で「スポーツ」を知ることは当然不可欠である。特に各競技の「歴史」について理解を深めるとともに、また、スポーツだけに捉われず、政治、経済、社会問題、国際動向などにも興味関心を持ち、メディアからの情報の収集を習慣化し知見を広げる。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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2020年東京オリンピック開催にあたり、スポーツビジネスは国内外において活況を呈することと予測される。その中で今後の日本のスポーツ市場を担う本校の学生には、「スポーツの本質」を十分に理解し、わが国のスポーツ文化発展・構築に貢献できる人材として活躍を期待する。なお、経営の一環を学ぶにあたり、授業進行においては時間・期限・約束の厳守などビジネスルールに準じるものとする。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点 【第2回】 スポーツとは、スポーツの仕事とは、ジャーナリズムとは、スポーツジャーナリズムとは 【第3回】 スポーツジャーナリズムの歴史、英国社会と市民革命、パブとジャーナリズム、 自由民権運動とジャーナリズム、「小新聞」「大新聞」 【第4回】 政治とスポーツジャーナリズム、プロパガンダ、オリンピック 【第5回】 日本のジャーナリズムの現状と課題 〔外部講師〕 【第6回】 メディアとスポーツジャーナリズム① FIFA、IAAF、IOC、ISL・電通・adidas 【第7回】 メディアとスポーツジャーナリズム② NFL、放映権ビジネス 【第8回】 メディアとスポーツジャーナリズム③ 日本のスポンサーシップ構造、企業とメディアとイベント、 疑似イベント 【第9回】 ニュースとは、スポーツニュースの特徴・機能・役割、日本の「物語化」とアメリカの「ロールモデル化」 【第10回】 一般紙のスポーツジャーナリズム 〔外部講師〕 【第11回】 報道事例検証① 2020年東京オリンピック誘致にみるジャーナリズム性(予定) 【第12回】 報道事例検証② 企業スポーツ崩壊報道にみるジャーナリズム性(予定) 【第13回】 報道事例検証③ Jリーグドーピング報道にみるジャーナリズム性(予定) 【第14回】 スポーツ新聞社のスポーツジャーナリスト 〔外部講師〕 【第15回】 まとめとテスト
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