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授業の内容(Course Description) |
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「メディアスポーツ論Ⅱ」では、「宣伝」「広告」をトリガーにメディアとスポーツの関係について論じる。スポーツマーケティングにおいて「宣伝」「広告」はプロモーションの中枢機能として様々な場面で展開される。メディア化したメガスポーツイベントは、企業のコミュニケーションの場として様々なプロモーションが展開されている。本講義では、オリンピックなどメガスポーツイベントを取り上げ、スポーツマーケティングの歴史と系譜からクライアント側のプロモーション戦略について学習する。さらには、スポーツを活用したコミュニケーションプランニング、マーケティングスキルを習得する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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以下の業種・業務に必要なスポーツプロモーション業務における基礎知識、オリエンテーションスキルを習得し、スポーツプロモーション企画の立案を目指す。 ・スポーツチームの宣伝・広告、プロモーション担当者 ・スポーツイベント企画・ディレクター、プランナー ・広告代理店
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席 : 出席率70%以上を必須する。30点。70%以下は0点。テスト受験資格なし。 期末レポート: 50点満点(筆記、小論文) 授業レポート: 期中に課題レポート2回実施。 10点×2 以上を加点したうえで、総合的に評価する。 (100点満点)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献:日本PR協会『広報マスコミハンドブック』 アーク出版 日本広告研究所 『基礎から学べる広告の総合講座』 日本経済新聞出版社 小林淑一著 『スポーツビジネス・マジック-歓喜のマーケティング-』 電通 海老原修著 『スポーツマーケティングの世紀』 電通 大坪正則著 『プロスポーツ経営の実務』 創文企画
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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国内外のスポーツチーム、試合・イベントに注目し、主者社・メディア・スポンサー・露出媒体と内容などに特に着目する。アンブッシュ広告の要素はないか?疑似イベントになってないか?などもあわせて察知する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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2020年東京オリンピック開催にあたり、スポーツビジネスは国内外において活況を呈することと予測される。その中で今後の日本のスポーツ市場を担う本校の学生には、「スポーツの本質」を十分に理解し、わが国のスポーツ文化発展・構築に貢献できる人材として活躍を期待する。なお、経営の一環を学ぶにあたり、授業進行においては時間・期限・約束の厳守などビジネスルールに準じるものとする。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 授業の進め方、評価方法、留意点 【第2回】 宣伝・広告とは: スポーツとは、メディアとは、広告宣伝とは(広報との違い)、機能、役割 【第3回】 スポーツマーケティングの歴史(人物を中心に) アディ・ダスラー、ホルスト・ダスター、ピーター・ユベロス、 ファン・アントニオ・サマランチ(IOC)、プリモ・ネビオロ(IAAF)、ジョアン・アベアンジェ(FIFA) 【第4回】 マーケティグ・購買理論 AIDMA、AISAS、AIDCA、購買決定プロセス、4P 【第5回】 広告メディア種類・構造① マスメディア、OOH、交通広告、イベント 【第6回】 広告メディア種類・構造② スポンサーシップ構造、メディアの位置づけ、放映権、タニマチ・バーター 【第7回】 メガスポーツイベント スポーツイベントとメディア、FIFA、IAAF、IOC、ウエストナリー・ISL・電通 【第8回】 外部講師講義 オリンピックマーケティング(予定) 【第9回】 広告業界の構造 クライアント、広告代理店、制作・プロモーション会社 【第10回】 スポーツプロモーション業務① プロモーション企画立案、オリエンテーション、プレゼンテーション 【第11回】 スポーツプロモーション業務② 企業スポーツチームのプロモーション、告知ポスター、メディアガイド、CM 【第12回】 広告評価 広告換算、GRP、接触率・理解度・好感度、露出効果 【第13回】 外部講師講義 プロスポーツチームのプロモーション 【第14回】 広告制作 制作オリエンテーション、スポーツ広告制作スポーツプロモーション 【第15回】 まとめと発表
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