Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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法律学演習 IV 野間 小百合
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-3843-10A

1. 授業の内容(Course Description)

 国境を越える取引をめぐる法規制全体について解説する。具体的には、まず、売買、それに付随する運送・保険・支払などの各種の契約、ひいては、消費者契約・労働契約、次に、これらの契約に関連して発生する製造物責任、人格権侵害、不正競争、環境汚染、知的財産権(特許権、著作権など)の侵害といった不法行為を取り上げて、それらの実体法的規制について解説する。最後に、渉外問題の解決方法としての民事訴訟、商事仲裁などの手続法的規制について解説する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 国内や国際間の企業活動に関する法的な基本的知識・理解を習得する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 報告、議論への参加、出席状況(学生便覧参照)等を総合評価する。積極的な貢献を期待する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 教科書:松岡博編『国際関係私法入門(第3版)』(2012年)有斐閣

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講義内容のうち理解が難しい点についてはそのままにせず、必ずその日のうちにノート整理を行って、復習して下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 担当に当たっている参加者は、グループ毎に各自が担当部分をキチンと勉強し、報告等の責任を果たすことが求められます。
 担当以外のゼミ生には、事前レポートの提出を求めます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 (1)開講時に、グループ別の構成を発表するとともに、取り上げるテーマ(論点)とスケジュールを提示します。
 (2)次に、上記スケジュールに沿って論点毎に、担当ゼミ生から、上記テキストのうちの該当箇所等についての報告・発表を受けます。
    --担当以外のゼミ生には、事前レポートの提出を求めます。
 (3)そのうえで、当該論点の中核をなす判例等を取り上げ、ゼミ生作成のレジュメに沿って報告・発表を受けます(論点は、学説、判例の変遷など)。
 (4)その後、ゼミ生全員で、当該論点等について、ディスカッションを行います。
 (5)全体の進捗状況をみながら、適宜break timeを設けます。