Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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統計学 I 川上 淳之
選択必修  2単位
【経済】 14-1-1110-3809-25

1. 授業の内容(Course Description)

我々は経済学などの講義で、企業の投資行動、消費者の消費・貯蓄行動など、様々な経済活動について学びます。ただし、これらは数式や図を用いた「モデル」を用いた分析で、本当にこれらの「モデル」が現実の経済をうつしているかを検証することも同時に大切になります。その為に用いる分析方法である統計学について学ぶのが本講義になります。

講義では、様々なデータの例を用いて、統計学の基礎を学んでいきます。例えば、データから得られる項目を、人に伝える為の方法や、2つの項目の関係を表す為の方法についても学んでいきます。それに加えて、より高度な統計学を学ぶ上で必要な「確率分布」についても紹介していきます。

講義では数学を使用しますが、その都度、計算方法について紹介していきます。また、練習問題を繰り返し解くことで、数字に立ち向かえるように、指導計画を立てていきます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

経済学を学ぶ上で有用なツールである統計学を用いる上での基礎を習得する。
特に、得られている統計を、他人に伝える為の方法について学ぶ。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

講義内での発言、出席状況と試験で評価を行なう。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

倉田博史・星野崇宏『入門統計解析』新世社
これ以外の参考文献は講義内で紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

講義前に教科書を読み、講義の後に復習をすることは望ましいです。また、自分が学んだことを周りの人に自分の言葉で伝えることは、学習の強い助けになります。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

講義では折に触れて皆さんに質問をします。その時に積極的に参加されることを要望します。講義には出席をするようにしてください。具体的な講義のルールについては初回にお話しします。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

1.イントロダクション&数学の復習
2.1次元データの整理 ①図・表を使ってあらわす
3.1次元データの整理 ②統計量を使ってあらわす
4.2次元データの整理 ①図・表を使ってあらわす
5.2次元データの整理 ②共分散・相関係数を使ってあらわす
6.これまでの復習と練習
7.確率モデル ①確率の基礎
8.確率モデル ②確率変数と離散型確率分布
9.確率モデル ③確率変数と連続型確率分布
10.これまでの復習と練習
11.独立について
12. 中心極限定理・大数の法則
13. 母集団と標本
14. さまざまな分布
15. 前期の復習