Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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政治学入門 II 渡邉 公太
【Ⅴ】  2単位
【Ⅴ 法律と政治のしくみを学ぶ】 14-1-1310-3868-08

1. 授業の内容(Course Description)

 日本は幕末の開国と明治国家の成立によって、近代国民国家(Nation State)を創始したとされています。つまり、現代のわたしたちが直面している様々な政治問題は、歴史的な営みの連続によって醸成されてきたといえるのです。
 本講義では、近現代日本が直面した政治外交問題の歴史を通し、近代国民国家へと成長していく過程について学びます。日本の政治や外交を主導した政治家・官僚たちの活動から、彼らが「国際社会における日本」をどのように位置づけようとしたかについて理解することを目標とします。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

・近現代日本政治外交史の基礎知識を習得する
・授業で学んだ知識を応用し、現代日本の政治外交問題を論理的に説明できるようになる

3.
成績評価方法(Grading Policy)

・定期試験(80%)
・平常点(20%):課題レポートや小テストを実施することがある

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

・教科書:五百旗頭真編『戦後日本外交史[第3版]』有斐閣アルマ、2010年
・参考書:入江昭『新・日本の外交』中公新書
     井上寿一『日本外交史講義』岩波書店
     その他、授業中に適宜紹介する

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

授業ノートを読み返し、復習する。また授業で紹介する参考文献を読み、知識を広げる。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

積極的な質問を歓迎します。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第一回】
  イントロダクション
【第二回】
  戦前から戦後への転換――1945年まで
【第三回】
  占領期日本の内政と外交①――1945年以後
【第四回】
  占領期日本の内政と外交②――1945年以後
【第五回】
  日本の独立――1951年
【第六回】
  戦後体制の確立――1950年代
【第七回】
  アジアにおける日本――1960年代
【第八回】
  アメリカと日本――1960年代
【第九回】
  デタント期の日本――1970年代
【第十回】
  デタントの終焉――1970年代
【第十一回】
  日米関係の深化――1980年代
【第十二回】
  冷戦の終焉――1980年代
【第十三回】
  ポスト冷戦と日本――1990年代
【第十四回】
  対テロ戦争時代の日本――2000年代
【第十五回】
  総まとめ