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授業の内容(Course Description) |
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子どもの保健Ⅰの内容を踏まえ、子どもの成長・発達、子どもの病気と予防、子どもの健康支援、子どもを取り巻く環境と安全等について、具体的な事例を交えながら学んで行く。 特に保育所等の施設における感染防御や事故防止等について、演習を通して実践的に取り組みながら、保健学的領域における日常的な子どもへの援助・配慮について知識と技術を深化させることを目指す。また保育現場における被虐待児や特別支援児対応、外国につながる子ども等の社会的に関心の高い子ども・子育て支援の現状等を考察し、保育士としての専門性を高めると共に、他職種とのスムーズな連携を図るための科学的なリテラシーを身につける。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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園内環境における保健学的援助はもちろん、様々なシステムレベルで子どもの健康問題を捉える中で、地域における子ども・子育て支援やヘルスプロモーション等を推進しうる専門性を養う。また保育士の日常業務として必須である保健学上の知識・技術を見直し、より良い実習・就職に繋げて行くことを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験、授業内での課題、演習や討論等における積極性等から総合的に判断する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『これならわかる!子どもの保健演習ノート』診断と治療社 参考文献は適宜授業内で紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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1.授業内で指示したテキストの範囲について目を通すこと。 2.授業内で指示したレポート等を作成すること。 3.グループで取り組む健康教育に関する模擬保育の準備をすること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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保育士養成課程の必修科目の一つとして、資格取得にむけた強い動機づけを持って積極的に取り組むこと。保育者・教育者としてあるべき姿を意識しながら、授業内での私語やスマートフォン等の利用は控えること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 導入討論「子どもの健康とはなにか」 【第2回】 子どもの発達と評価(運動機能) 【第3回】 子どもの発達と評価(精神機能) 【第4回】 子どもの発達と評価(生理機能) 【第5回】 保育所等における保健活動の計画と評価 【第6回】 保育所等における感染症対策(感受性者対策) 【第7回】 保育所等における感染症対策(感染源対策・感染経路対策) 【第8回】 子どもによくある症状と看護(発熱、うつ熱、咳嗽、喘鳴) 【第9回】 子どもによくある症状と看護(下痢、便秘、頭痛、腹痛) 【第10回】 保育所等における事故防止 【第11回】 保育所等における応急処置 【第12回】 保育所等における健康教育(指導案) 【第13回】 保育所等における健康教育(模擬保育) 【第14回】 特別なニーズを持った子どもへの対応 【第15回】 日本における子ども・子育て支援の現状とリプロダクティブ・ヘルス
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