Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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子どもの保健 II 堀田 正央
選択  2単位
【こども教育】 14-1-1333-3874-02

1. 授業の内容(Course Description)

 子どもの保健Ⅰの内容を踏まえ、子どもの成長・発達、子どもの病気と予防、子どもの健康支援、子どもを取り巻く環境と安全等について、具体的な事例を交えながら学んで行く。
 特に保育所等の施設における感染防御や事故防止等について、演習を通して実践的に取り組みながら、保健学的領域における日常的な子どもへの援助・配慮について知識と技術を深化させることを目指す。また保育現場における被虐待児や特別支援児対応、外国につながる子ども等の社会的に関心の高い子ども・子育て支援の現状等を考察し、保育士としての専門性を高めると共に、他職種とのスムーズな連携を図るための科学的なリテラシーを身につける。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 園内環境における保健学的援助はもちろん、様々なシステムレベルで子どもの健康問題を捉える中で、地域における子ども・子育て支援やヘルスプロモーション等を推進しうる専門性を養う。また保育士の日常業務として必須である保健学上の知識・技術を見直し、より良い実習・就職に繋げて行くことを目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 定期試験、授業内での課題、演習や討論等における積極性等から総合的に判断する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:『これならわかる!子どもの保健演習ノート』診断と治療社
 参考文献は適宜授業内で紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 1.授業内で指示したテキストの範囲について目を通すこと。
 2.授業内で指示したレポート等を作成すること。
 3.グループで取り組む健康教育に関する模擬保育の準備をすること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 保育士養成課程の必修科目の一つとして、資格取得にむけた強い動機づけを持って積極的に取り組むこと。保育者・教育者としてあるべき姿を意識しながら、授業内での私語やスマートフォン等の利用は控えること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 導入討論「子どもの健康とはなにか」
【第2回】
 子どもの発達と評価(運動機能)
【第3回】
 子どもの発達と評価(精神機能)
【第4回】
 子どもの発達と評価(生理機能)
【第5回】
 保育所等における保健活動の計画と評価
【第6回】
 保育所等における感染症対策(感受性者対策)
【第7回】
 保育所等における感染症対策(感染源対策・感染経路対策)
【第8回】
 子どもによくある症状と看護(発熱、うつ熱、咳嗽、喘鳴)
【第9回】
 子どもによくある症状と看護(下痢、便秘、頭痛、腹痛)
【第10回】
 保育所等における事故防止
【第11回】
 保育所等における応急処置
【第12回】
 保育所等における健康教育(指導案)
【第13回】
 保育所等における健康教育(模擬保育)
【第14回】
 特別なニーズを持った子どもへの対応
【第15回】
 日本における子ども・子育て支援の現状とリプロダクティブ・ヘルス