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授業の内容(Course Description) |
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本講義では、日本社会の成り立ちをめぐる基本的な歴史知識を習得し、現代日本が抱える諸問題への関心を深めることを目的に、おもに民衆の動向や社会思想・文化の変遷、周辺諸地域との関係に焦点を当てた通史的講義を行う。春期は、古代から中世までの時期を取り扱う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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現代の日本人および日本国はいかなる歴史的経緯をへて形成されてきたのか。日本社会をめぐる様々な歴史的事象に対する理解を通じて、現代社会において日本が抱える諸問題について考察する能力を身につけるとともに、国際的視野を拡げることを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(50%)と期末試験(50%)で評価する。平常点は出席の他、提出物等によって評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特にテキストは使用しない。参考文献として、網野善彦『日本社会の歴史』上中下巻(岩波新書、1997年)、歴史教育者協議会編『日本社会の歴史』上下巻(大月書店、2012年)。その他に適宜、授業内で紹介していく。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業内で次回の内容を予告するので、参考文献等の関係箇所に目を通しておくことが望ましい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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普段から新聞や雑誌の社会問題や歴史関係の記事に目を通すよう心がけること。また授業で取り上げた事柄について自分なりに学習内容を振り返り、日本社会をめぐる諸問題への関心を深めること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス(授業についての説明) 【第2回】 日本列島の形成と人類社会 【第3回】 「倭国」の誕生と弥生時代の社会・文化 【第4回】 ヤマト政権の動向と飛鳥時代の社会・文化 【第5回】 律令国家の形成と奈良時代の社会・文化1 【第6回】 律令国家の形成と奈良時代の社会・文化2 【第7回】 律令国家の展開と平安時代の社会・文化1 【第8回】 律令国家の展開と平安時代の社会・文化2 【第9回】 武家社会の形成と鎌倉時代の社会・文化1 【第10回】 武家社会の形成と鎌倉時代の社会・文化2 【第11回】 武家社会の展開と室町・戦国時代の社会・文化1 【第12回】 武家社会の展開と室町・戦国時代の社会・文化2 【第13回】 織豊政権と安土・桃山時代の社会・文化 【第14回】 春期授業のまとめ 【第15回】 総括
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