Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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簿記原理 I 塚原 慎
選択必修  2単位
【経済】 14-1-1120-3879-01

1. 授業の内容(Course Description)

簿記は企業活動を記録,計算,整理するための技術であり,財務諸表を作成するための手段であると言われています。本講義では,簿記を初めて学ぶ学生を対象とし,初歩的な簿記処理を1から説明することによって,簿記に馴染み,基礎知識を習得してもらうことを目的とします。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

商業簿記に関する基礎的な知識を習得し,企業活動を理解することができるようになることです。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

講義の中で行われる小テストや出席状況を30%,定期試験の成績70%を目安として,総合的に判断します。なお,7月に行われる,全経簿記検定試験4級に合格し,かつ,この授業の最終テストを受けられた学生には,単位を与える予定です。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

テキスト:新田忠誓他『エッセンス簿記会計』(第10版)森山書店
参考文献は授業中に指示します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

教科書には練習問題がついております。受講者は,各自講義で取り扱った内容について,その都度復習しておいてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

①毎回,電卓とノートを用意してください。携帯電話等を計算機として使用しないでください。
②特別な事業がない限り,遅刻・早退は出席とみなしません。従って,指示した時間以外に課題を提出したり,提出した後,授業時間内にもかかわらず退出した場合には,出席とは認めません。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
ガイダンス(講義の進め方,成績評価の方法などの説明をします)
【第2回】
企業活動と簿記の役割について説明します。
【第3回】
複式簿記の役割と簿記一巡の流れについて説明します。
【第4回】
損益計算書と貸借対照表について説明します。
【第5回】
勘定の種類と取引記録の原則について説明します。
【第6回】
仕訳帳の記入について説明します。
【第7回】
元帳の記入について説明します。
【第8回】
試算表(記録の正確性と確認手続)の作成について説明します。
【第9回】
決算の意味と手続きについて説明します。
【第10回】
損益勘定(損益計算書)と残高勘定(貸借対照表)の作成について説明します。
【第11回】
6欄(桁)精算表の作成について説明し,決算過程の概観を行います。
【第12回】
現金預金取引の把握法と,現金出納帳並びに当座預金出納帳について説明します。
【第13回】
商品売上取引の把握方法(分記法と三分法)と,売上帳・仕入帳について説明します。
【第14回】
掛取引(営業上の貸し借り)と,売掛金元帳(得意先元帳)と買掛金元帳(仕入先元帳)について説明します。
【第15回】
本講義の総括を行います。