Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本の税法 II 高田 正昭
選択  2単位
【観光経営】 14-1-1120-3858-20A

1. 授業の内容(Course Description)

この講義は日本の税制について体系的に理解することを目的としています。日本にはどのような税金があるのか、納税義務者は誰なのか、日本の財政に占めるウエイトはどうなっているのか、なぜ今消費税引き上げがなされたのか、国際比較の観点から日本の税制は歪みがないのかなどといったマクロ的な視点で税制を見ていきます。個別の論点は別途「税務会計論ⅠⅡ」で行いますので、両者を選択すると租税法に対する理解が深まるものと考えます。

なお「租税法Ⅱ」では昨今の中堅企業の海外進出の活発化に対応して、国際課税の講義にも時間を割きます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

日本の税制を体系的に理解することを目的とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

出席状況30%、試験成績(最終日に実施)70%で評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

『図説 日本の税制 平成25年版』 宇波弘貴著 財経詳報社刊

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

新聞やTVなどで報道される税制改正論議に関心を持ってください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

テキストを予習することを勧めます。授業への関心が深まります。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

①第1回、2回
租税法Ⅰの復習をします。

②第3回、4回
地方税について

③第5回
国際課税制度の概要(国際課税1)

④第6回、7回
税金がない国がある。
タックス・ヘイブン税制(国際課税2)


⑤第8回、9回
利益をむやみに移転すると大きなペナルティ
移転価格税制(国際課税3)

⑥第10回
借入を利用した税金対策に限度
過少資本税制と過大支払利子税制(国際課税4)

⑦第11回
租税条約について(国際課税5)

⑧第12回~14回
租税制度の国際比較と日本の税制の問題点

⑨第15回
 試 験