Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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経済法A 徳力 徹也
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-3867-15A

1. 授業の内容(Course Description)

 独占禁止法を中心とした市場経済システムを維持するための法律の概要を学びます。特に,独占禁止法違反行為について,具体的事例の紹介を通じて,その分析方法・違法性判断基準の基礎的説明を行います。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 講義は,独占禁止法に関する基礎的な理解を得ることを目的としています。特に,受講者において,違反行為がもたらす弊害(「当該違反行為は,何故,禁止されるか?」)を簡単に説明できる程度になることを目標とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 試験結果を中心として,講義への出席状況・参加姿勢を加味して評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考書等については,適宜指示します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 経済活動に係る新聞記事等に注意して読むように努めてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 「法律は,何故,この行為を禁止するか?」などの問題意識を持って講義を聴いてください。各受講者の疑問は,全員の公共財です(みんなの理解の促進に資するものです。)。疑問があれば質問を寄せてください(寄せられた疑問を講義で活用したいと思います。)。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 市場経済システム・独禁法の概要
【第2回】
 価格カルテル/入札談合等
【第3回】
 その他水平的共同行為の規制(事業者の業務提携と独占禁止法)
【第4回】
 再販売価格維持/テリトリー制等の規制
【第5回】
 その他垂直的共同行為規制(事業者の流通戦略と独占禁止法)
【第6回】
 単独行為規制の概要(略奪価格設定・取引拒絶等)
【第7回】
 単独行為規制事例の検討
【第8回】
 事業者団体の活動規制
【第9回】
 企業結合規制①(水平合併の最近の事例)
【第10回】
 企業結合規制②(その他)
【第11回】
 一般集中規制
【第12回】
 独占禁止法のエンフォースメント①(行政処分/刑事罰)
【第13回】
 独占禁止法のエンフォースメント②(民事的規律)
【第14回】
 市場経済システムの維持・補完のためのその他法律等
【第15回】
 まとめと期末試験