Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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経営管理論A 楊  錦華
選択必修  2単位
【観光経営】 14-1-1120-1944-23A

1. 授業の内容(Course Description)

 ICT(情報通信技術)の急速な発展により企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。このような加速化する環境変化のなかで、企業は生き残るために戦略的に経営を行う必要があります。当授業は経営管理の理論的発展を解説した上、経営戦略を中心に経営管理論の諸テーマを説明します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 (1)経営管理論の理論研究の発展過程を理解し、経営管理における問題点とそれが企業組織の発展との関係を述べることができます。
 (2)経営戦略の策定プロセスを把握した上、企業の全社戦略(ドメイン戦略、資源戦略と事業システム戦略)を分析・策定する際に必要な分析ツールを理解し、応用できます。
 (3)授業で勉強した知識を応用して、日々起きている経済・経営現象を分析し、それに対する自らの見解を述べることができます。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席・授業内小テスト・課外課題(50%)と期末試験(50%)で総合的に評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 高橋伸夫 『良くわかる経営管理』ミネルヴア書房、2011年。
 塩次喜代明・高橋伸夫・小林敏男 『経営管理(新版)』有斐閣、2009年。
 丸山祐一・高木清・夏目啓司編 『経営管理論の歴史と思想』 日本経済評論社 1992年。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 (1)当授業は授業内容に合わせて、受講生の理解を深めるために課外課題の提出を求めています。成績評価の一環となりますので、提出締切日までに必ず提出してください。
 (2)日常の企業経営に関連するニュースや報道に関心を持ち、授業で学んだ知識を応用し、それに対する自らの見解を述べられるように心がけてほしい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 当授業は教員と受講生の双方向コミュニケーションに基づいた授業を目指しています。授業中の質問に対し積極的に発言する受講生にプレミアム・ポイントを付与し、最終評価に計上します。授業参加意欲の高い受講生を望んでいます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション
 授業内容・計画・評価方法を説明し、受講生と一緒に受講ルールについて話し合い決めていきます。
【第2回】
 経営管理論とは何か。
 経営管理の体系・プロセスと機能別経営管理を学習します。
【第3回】
 経営管理論の学説史(1)
 科学的管理法について学習します。
【第4回】
 経営管理論の学説史(2)
 人間関係論と組織論について学習します。
【第5回】
 経営管理論の学説史(3)
 行動科学理論とコンティジェンシー理論について学習します。
【第6回】
 組織と戦略
 組織と戦略の概念、両者の関係について学習します。
【第7回】
 経営戦略とは何か
 経営戦略の定義、戦略の策定プロセスを学習します。
【第8回】
 ドメインの決定戦略(1)
 事業の定義と企業ドメインの決定について学習します。
【第9回】
 ドメインの決定戦略(2)
 ケーススタディを通じて、ドメイン再定義の意義と注意点について学習します。
【第10回】
 資源戦略(1)
 戦略分析のツール(PLC、SWOTなど)とPPTについて説明します。
【第11回】
 資源戦略(2)
 資源配分戦略の成功例・失敗例を取り上げます。
【第12回】
 事業システム戦略(1)
 事業システムの定義と設計原理を学習します。
【第13回】
 事業システム戦略(2)
 事業システムの経済分析を学習し、事例研究を行います。
【第14回】
 グローバル・マネジメント戦略
 グローバル市場の分析フレームワーク、グローバル・マネジメントの革新について学習します。
【第15回】
 まとめと復習