Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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スポーツ学原論 II 谷崎 敦彦
選択  2単位
【経営】 14-1-1120-3242-22A

1. 授業の内容(Course Description)

 前期「スポーツ原論Ⅰ」では、世界共通の文化であるスポーツの起源から近代スポーツ発祥までをスポーツ史的側面より学んだ。後期「スポーツ原論Ⅱ」では、イギリスで生まれた「アマチュアリズム」が時代と共に崩壊して行く過程から、近代オリンピックの開幕・発展又現代スポーツが内包する今日的な課題「ドーピング」「指導者よりの体罰」「ジェンダー問題」「勝利至上主義の弊害」「加熱するスポーツ商業化の課題」などを学ぶ。

特に今後「スポーツ社会論」「スポーツ経営論」を学ぶ学生には「スポーツの基礎」としての本講座受講は必須。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 スポーツ全般に関する基礎的な知識を先ずは習得する。また、近代スポーツの課題「近代化と大衆化」「ナショナリズム」「スポーツの商業化」「五輪での国家間メダル競争」などに付いてもその時代背景と共に習得する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席  :7割以上の出席を前提とする。出席点として30点
 レポート:期中に2回の課題レポート提出 20点
 期末試験:50点満点
 以上を総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:『概説スポーツ』岡野 進著(創文企画)
 参考文献は授業内にて紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 毎回のテーマに沿って自己の仮説を持って授業に参加して欲しい。
 「スポーツ原論Ⅱ」の履修者は前期「スポーツ原論Ⅰ」を履修することが望ましい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 スポーツに先ず興味を持って欲しい。何故2020年東京オリンピック招致に日本中が注目をしたのか?ソチ冬季オリンピックの日本選手の活躍に日本の国民が熱狂したのか?背景を探って欲しい。又 競技会・甲子園大会の最初に行う「選手宣誓」は何を意味するのか? 「スポーツマンシップ」とは極論すれば何か?など日常的な課題に対しても興味を持つこと。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点
【第2回】
 前期の振り返り
【第3回】
 スポーツの近代化と大衆化
【第4回】
 近代オリンピックの光と影
【第5回】
 世界のスポーツメーカー
【第6回】
 スポーツと遊び
【第7回】
 スポーツマンシップと人間形成
【第8回】
 スポーツと国家
【第9回】
 学校教育の中のスポーツ
【第10回】
 企業とスポーツ(その1)
【第11回】
 企業とスポーツ(その2)
【第12回】
 スポーツと健康
【第13回】
 スポーツ実務者よりの講演
【第14回】
 プロスポーツの出現
【第15回】
 纏めと後期末テスト