Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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スポーツ環境論 II 谷崎 敦彦
選択必修  2単位
【経営】 14-1-1120-3242-25A

1. 授業の内容(Course Description)

 前期「スポーツ社会論Ⅰ」に於いてはスポーツと社会との係りを学んだ。後期「スポーツ社会論Ⅱ」では「学校」「企業」に代わり、スポーツの受け皿となるべき「地域」にスポットを当て、その望ましい形を解説する。
 また、「地域スポーツ+プロスポーツ」の代表格と目される「Jリーグ」誕生の経緯、現状などを[プロ野球」との比較のより詳細に学ぶ。Jリーグ関係者・有識者の講演などを交え、現場の担当者との質疑応答を通じ日本のプロ組織の抱える問題点・方向性を確認する。

更に 将来のスポーツ活動の在り方に付いて社会学的な側面より詳しく解説する。
将来プロスポーツ業界に就職を希望する学生のみならずスポーツを通じての社会貢献・NPO活動・村おこしなど
スポーツの価値を梃として閉鎖的な今日的な課題を解決する意欲ある学生には必須の講座である。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 明治以降スポーツを概念として輸入した日本。近代から現代へ至る時代を俯瞰して学ぶことにより19世紀半ばに英国で発祥した近代スポーツが如何に日本の社会に定着したのかを再度学び、「Jリーグ」の百年構想についての理解を「プロ野球」の歴史と対比させることにより深く理解することを目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席  :7割以上の出席を前提とする。出席点として30点
 レポート:期中に2回の課題レポート提出 20点
 期末試験:50点満点
 以上を総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献:『スポーツは誰のものか?』杉山 茂著(慶応義塾大学出版)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 「学生の体育会離れ」、「メディアのスポーツ報道姿勢」などといった今日的なテーマについて新聞・WEBなどで情報収集を怠りないこと。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 甲子園球場での熱狂 スポーツ校と言われる現場で行われる「勝利至上主義」無意味な「団体主義」「精神主義」などに付き自分の経験も踏まえ諸問題に付き、自己の意見を持って授業に出席することを求める。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点
【第2回】
 前期の纏め
【第3回】
 現代社会への考察
【第4回】
 日本人のスポーツ活動状況
【第5回】
 スポーツの価値
【第6回】
 スポーツ環境としての風土
【第7回】
 スポーツ基本法(その1)
【第8回】
 スポーツ基本法(その2)
【第9回】
 プロスポーツと企業
【第10回】
 プロスポーツと地域
【第11回】
 日本のプロ野球
【第12回】
 日本のJリーグ
【第13回】
 スポーツ実務者よりの講演
【第14回】
 後期の纏め
【第15回】
 纏めと後期末テスト