1. |
授業の内容(Course Description) |
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刑法総論は、刑事法を理解するための必要不可欠な基礎であるが、その背景には歴史と哲学があり、一通りの理解に至るだけでも容易ではない。講義では、刑法は民法と違ってなぜ厳格な適用が必要であるのか、そもそもの違いに留意しながら、理解を助けるようできるだけ身近な具体例を示しつつ、考え方の基本を教えていきたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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刑法の基礎を理解し、その考え方の基本が分かるようになり、興味を抱くようになること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内試験(論述式2問)の採点結果によって成績を評価する。ただしその受験資格は出席50%以上(つまり7回以上の出席)を必須とするので注意のこと。 また出席状況は評価にあたっても考慮のうえ、おおむねS10%、A~C各30%とする。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:佐々木知子著 『誰にでも分かる刑法総論』立花書房 参考書:『別冊ジュリスト 刑法判例百選I総論〔第6版〕』有斐閣
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストをよく読み、その際具体的な例を想像しながら自分の頭で考える癖をつけるようにしておくこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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教室でのマナーを守ること。 すぐについていけなくなるので、必ず予習・復習を。授業の最後15分を質問時間に充てており、質問歓迎。 刑事法に興味をもった人は2年次以降刑法各論及び刑事訴訟法を履修してください。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】・【第3回】 第1章 序論 【第4回】・【第5回】 第2章 犯罪論の体系 【第6回】・【第7回】 第3章 刑罰 【第8回】~【第10回】 第4章 構成要件 【第11回】~【第13回】 第5章 違法性 【第14回】・【第15回】 復習・まとめ
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