Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本の金融 I 若山 昇
選択  2単位
【観光経営】 14-1-1210-0687-33A

1. 授業の内容(Course Description)

 ユーロの通貨統合は、金融・経済の世界における新たな歴史的・国際的な展開である。この通貨統合を題材とし、金融システムにおけるグローバルな変化を分析する。さらに、日本及びアジアの金融・経済の現状を見つめ、課題を浮き彫りにする事を通して、金融に対する理解を深める。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ① 現代経済社会における生きた金融の諸機能・特質を理解し、これらを議論できることを目標とする。
 ② そのため、現実の金融界の様々な変化を、できるだけ分かりやすい例で解説し、理論と実践の双方から金融をとらえる。
 ■授業方法:
  授業の主役は学生である。講義に加えて、グループ学習・発表も行なう。なお、授業では教室内で知識を習得するだけでなく、実際に日本銀行や東京証券取引所等の見学も行なう予定。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 *出席・発表等のクラス貢献度、レポートまたは試験を総合して評価する。
 ■評価の基準(達成レベルと成績):
  S: 特に優秀であり、金融論で学習したことを、いつでも、どこでも十分に議論できる。
  A: 優秀であり、教科書・ノート・プリント等を見れば、金融論で学習したことを議論できる。
  B: 授業で学習したこと、教科書に書かれたことは何とか理解でき、問題を何とか解ける。
  C: 単位取得の最低レベルにすぎない。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 教科書:別途指示する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 学生は受講の効果を定着させるため、課題を学習することが必要となる。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ①【関連科目】1年間でまとまった内容を学ぶので、金融論IIと共に履修することを強く希望する。
 ② 授業では、できるだけ金融に興味が持てるように配慮する。
 ③ 単位取得のみを目的とするのでなく、積極的に授業に参加してほしい。
 ④ 自分が興味の持てる分野を発見し、学んだ知識を利用して、更に自ら探究することができれば素晴らしい。
 なお、前期と後期を通年で履修することを強く希望する。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス、授業の方針、内容、金融とは何か
【第2回】
 金融入門(1)
【第3回】
 金融入門(2)
【第4回】
 ユーロ通貨の過去、現在そして未来(1)
【第5回】
 ユーロ通貨の過去、現在そして未来(2)
【第6回】
 通貨覇権競争の意味と意義(1)
【第7回】
 通貨覇権競争の意味と意義(2)
【第8回】
 共通通貨の必要性(1)
【第9回】
 共通通貨の必要性(2)
【第10回】
 日本の金融システム、金融制度改革(1)
【第11回】
 日本の金融システム、金融制度改革(2)
【第12回】
 金融理論の基本、金融の課題分析(1)
【第13回】
 金融理論の基本、金融の課題分析(2)
【第14回】
 総合問題(1)
【第15回】
 総合問題(2)