Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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教育行政学B 浦野 東洋一
選択必修  2単位
【教育】 14-1-1334-0084-26

1. 授業の内容(Course Description)

 この授業は前期の「教育行政学」「教育行政学(A)」の「発展」として位置づけています。したがって前期の「教育行政学」「教育行政学(A)」で深くほりさげることのできなかった事項やとりあげることのできなかった事項について、事例研究、判例研究の手法を多く採用して学ぶことにします。前期の「教育行政学」「教育行政学(A)」を受講していない学生も受講することができます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 学生のみなさんがテキストの『教育小六法』を使いこなせるようになることをあげたいと思います。教員採用試験を意識していますが、「法化社会」といわれる今日、教員にならない人にとってもきっと役立つと思うからです。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点(授業への集中度、レポートへの取り組み状況など)50%、試験の成績50%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

(1)テキスト:浦野東洋一ほか編『教育小六法・2014年版』、学陽書房
(2)参考図書・文献:授業時に随時紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 大学設置基準第21条に「1単位の授業科目を45時間の学修を必要とすることを標準」とすると規定されています。この授業科目は2単位です。この意味をよく考えてみてください。大学生であるためには復習・予習・授業に関連した主体的な学びが不可欠です。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 新聞や教育雑誌を読み、教育行政・政策の動向や教育・学校の現実に関心をもつこと。
スクラップ・ブックを作り、研究するとよいでしょう。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 子どもの権利条約と子ども理解、学校教育
【第2回】
 「開かれた学校づくり」の行政施策、事例研究(長野県辰野高校ほか)
【第3回】
 いじめ防止対策推進法の検討
【第4回】
 教育基本法の検討(一)(学校・大学の教育目的、学習規律、ゼロトレランス)
【第5回】
 教育基本法の検討(二)(組織的体系的な教育、教員組織の構造、職員会議)
【第6回】
 教育基本法の検討(三)(教育振興基本計画)
【第7回】
 PDCAサイクル、評価の時代、学校評価、教員評価
【第8回】
 教科書制度と教科書問題
【第9回】
 国旗・国歌問題(判例研究)
【第10回】
 情報公開・個人情報保護と学校(判例研究)
【第11回】
 懲戒処分・分限処分(判例研究)
【第12回】
 校長の権限と教員人事・校務分掌(判例研究)
【第13回】
 子ども事故についての親の責任(判例研究)
【第14回】
 学生によるpresentation
【第15回】
 学生による授業評価、試験(テキスト『教育小六法』、教材プリント、ノートを忘れずに持参すること)