Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本政治思想史 II 島田 大輔
教職  2単位
【教職】 14-1-1340-4037-02A

1. 授業の内容(Course Description)

明治維新から終戦に至るまでの、近代日本におけるアジア認識(特に中国認識)がどのような変遷を辿ったかについて、紹介し解説を加える。主に知識人・為政者の議論を対象とする。基本的に、日本国内の議論を扱うが、必要に応じて、同時代アジアからの反応についても取り上げるつもりである。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

近代日本のアジア認識の概要を理解し、当時の知識人が有していた課題を各自で把握出来るようにする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

出席・授業感想文(30%)、教場試験(70%)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

毎回資料を配付します。参考文献は、適宜指示します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

①事前学習は特に要りませんが、近代史の予備知識に不安のある方は、高校教科書の『日本史』『世界史』を復習しておいて下さい。。
②授業内容の復習につとめて下さい。また、指示された参考文献を各自で自習することが望ましいです。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

毎回授業終了時に、質問・感想を書いてもらいます。なお、進行状況により授業計画は変更になるかもしれません。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 開国・維新とアジア−「征韓論」と日清修好条規− 
【第3回】
 壬午・甲申事変期のアジア認識—「脱亜論」を中心にー
【第4回】
 日清戦争前後の中国認識
【第5回】
 中国保全論と東亜同文会
【第6回】
 日露戦争とアジア
【第7回】
 韓国併合・辛亥革命を巡るアジア認識
【第8回】
 内藤湖南と中国特殊国家論
【第9回】
 吉野作造・北一輝と中国
【第10回】
 日本における中国国民革命観
【第11回】
 満蒙権益論と満州事変
【第12回】
 1930年代における中国論壇−「中国統一化論争」と「中国再認識論」−
【第13回】
 日中戦争と東亜協同体論
【第14回】
 大東亜共栄圏と回教徒政策
【第15回】
 まとめ・試験