Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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英語史 米田 ローレンス正和
選択  2単位
【外国語】 14-1-1410-4036-07A

1. 授業の内容(Course Description)

 この講義は、英語を(実用的な語学の対象としてではなく)社会や文化など外的な要因を受けて変遷してきた歴史的現象として扱います。英語の歴史は、その使用者たちの舞台となったブリテン島の歴史と不可分です。長く複雑な歴史的経緯により、英語はおよそ世界に存在する全ての言語の中でも類を見ないほど独特な性格を持つ言語へと発展しました。講義は5世紀におけるゲルマン人の移住から始まり、彼らの言語が現代英語の祖語である古英語を形成し、やがて中英語および近代英語を経て現在の英語の形になるまでのおよそ1600年の歴史を辿ります。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 英語の変遷を概観し、同言語に対する歴史的理解を深めます。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 期末試験(60%)および平常点(40%)により評価します。平常点は、出席確認を兼ねたリアクションペーパーへの回答に基づきます。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 適宜、授業時に指示します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講義に出席する前に、前回の内容をよく復習しておいてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 講義はノートを取る技術を磨くのに最適の機会ですので、そのよう認識を持って授業に臨んでください。
 特に関心を持った事項については、図書館等を活用して自主的に勉強し、考えを掘り下げてみてください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 導入
【第2回】
 古英語の起源
【第3回】
 古英語期の方言
【第4回】
 語彙の多様性
【第5回】
 中英語への移行
【第6回】
 三言語の国
【第7回】
 借用語の増大
【第8回】
 文体に対する関心
【第9回】
 中英語期の方言
【第10回】
 書き言葉に対する意識
【第11回】
 印刷技術の発達とその影響
【第12回】
 現代英語への過渡期
【第13回】
 標準的言語の原則化
【第14回】
 新しい地平
【第15回】
 総括および筆記試験