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授業目標 |
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常識ある大人となるためには、現代世界の成り立ちについて、ある程度の知識と見識を備えておく必要があります。そのために、今日の世界を形作った20世紀の歩みを、映像記録を使って振り返り、現代の諸問題への歴史的な理解を深めます。同時に、自分の意見を分りやすくまとめられるような訓練の場にしたいとも考えています。
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2. |
授業概要 |
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国際文化1で20世紀前半を扱ったのに引き続き、20世紀後半を扱います。 1945年に第二次世界大戦が終結した後、世界は自由主義陣営と社会主義陣営に分れて、激しく対立しました。そして、高度経済成長を成し遂げた自由主義陣営が、社会主義陣営を圧倒するようになりました。 しかし、21世紀を迎え、急激な成長を支えてきた石油の枯渇が予想され、豊かな社会がもたらした環境破壊も、大きな問題となっています。また、冷戦が終わったのに、世界で戦乱は絶えません。このように、多くの困難が予想される今後の人類の歩みを考える上で、現代世界を直接生み出した20世紀後半のいきさつを知ることは不可欠でしょう。 この時間には、毎回映像記録を上映し、その時代背景などを講義で補足しながら、最近半世紀の世界の歩みを振り返ります。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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新聞やテレビなどで取り上げられる国際問題に注意するようにして下さい。 さらに、特に関心を持った問題の歴史的な背景を、インターネットや書籍・雑誌で探る習慣を身について下さい。
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授業計画 |
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【第1回】 アジア・アフリカの独立 【第2回】 米ソ対立の激化 【第3回】 朝鮮戦争 【第4回】 戦後日本の経済発展 【第5回】 ベトナム戦争の衝撃 【第6回】 文化大革命の嵐 【第7回】 日本の学生運動 【第8回】 カンボジアの悲劇 【第9回】 宇宙飛行への夢 【第10回】 崩壊する東西の壁 【第11回】 9.11ハイジャック犯 【第12回】 コソボ紛争 【第13回】 テクノロジーの発展 【第14回】 自衛隊の姿 【第15回】 環境問題をどう考えるか
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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過去の映像を記憶に刻みながら、その歴史的な意味を理解することをめざします。毎回その時間の授業内容を把握していることを確認する試験を実施し、後期の最後にまとめのレポートを提出してもらい、その合計点で成績を評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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テキストは使用しません。教材は教室で提示します。
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7. |
その他 |
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