Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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環境工学(Environmental Engineering) 森 一俊
3年 後期 専門科目選択 2単位
【機械・後】 14-1-0222

1.
授業目標

人類の生存と存続のために地域と地球環境はとても大切です。「環境の世紀」と言われる21世紀に入り、あらゆる分野で人間の生活環境保全と地球温暖化抑制に向けた取り組みが行われています。
本講義では、環境全般についての学習を通じて環境への意識を高め、温暖化対策および環境とエネルギーについても詳しく学ぶことで、環境技術を扱うための素養を身に付けることを目標としています。更に、プレゼンテーションや討議を通じ、自らの意見を延べ相手の考えを聴く能力の向上に努めます。

2.
授業概要

環境問題の歴史、地球の自然、大気汚染と酸性雨、水質汚濁と汚染物質、地球温暖化、化学物質と環境、資源(エネルギー・水・食料)と環境、都市環境や環境マネジメントについて学ぶことで、人間を取り巻く環境への理解を深めます。そして学生自らがテーマに応じたプレゼンテーションを行い、皆の前で自らの考えを発表し相手の意見を聴き討議する能力を向上させると共に、環境へのやさしさ提案に繋げます。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

プレゼンテーションや討議形式の講義のための準備を行うと共に,環境やエネルギーに関する事象・情報へのアンテナを立て、自らの考え・行動に繋げて下さい。

4.
授業計画

第 1 回:講義の進め方および環境問題の歴史
第 2 回:地球の自然
第 3 回:大気汚染と酸性雨
第 4 回:水質汚濁と汚染物質
第 5 回:地球温暖化
第 6 回:地球温暖化対策
第 7 回:化学物質と環境
第 8 回:プレゼンテーションおよび討議(その1)
第 9 回:資源問題
第10回:資源(エネルギー資源①)と環境
第11回:資源(エネルギー資源②)と環境
第12回:資源と環境(水と食料)
第13回:プレゼンテーションおよび討議(その2)
第14回:都市環境と環境マネジメント
第15回:期末試験、まとめ

5.
成績評価の方法、基準

期末試験の成績、課題への提出レポート内容、プレゼンテーションや討議を主とした講義への取組み姿勢や理解度と表現力、講義中に行う演習問題の成績などを総合的に考慮し評価します。
期末試験の受験資格には2/3以上の出席が必要です。

6.
使用テキスト及び使用教材

教科書:『環境の科学 三訂版 われらの地球、未来の地球』山口勝三・菊地立・斎藤紘一、培風館
参考書:『環境白書 H25年版』環境省 編
    『環境にやさしい新エネルギーの基礎』 藤井照重・中塚勉・土本信孝・毛利邦彦、森北出版
    『環境リテラシー 第2版』稲生勝・岩佐茂・大日方聰夫・吉埜和雄、リベルタ出版
    『これからのエネルギーと環境』-水・風・熱の有効利用- 阿部剛久・松下潤・黒澤俊雄・君島真仁、共立出版
    『低炭素社会への挑戦』一般社団法人 エネルギー・資源学会 編、 オーム社

7.
その他

講義毎に出欠を取ります。
講義内容は進捗状況に応じて変更する場合が有ります。
教科書を持参し、環境問題に関わる新聞やニュース報道には日頃から注目しておいて下さい。