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授業目標 |
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人間を中心に据えたエンジニアリングを実践するためには、まず「ヒト」という生物を理解しなければなりません。この授業では、生物の「生きるしくみ」を分子レベルから個体、さらには地球規模で見ていきます。それにより、人間が生きている基本的な原理を学び、生物たる人間に対する理解を深めます。さらに、現代社会における食糧問題や地球環境問題に対するバイオテクノロジーの役割について、学習します。
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2. |
授業概要 |
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生物が地球上に誕生してから現在に至るまでの進化の道筋と、生物のからだを構成する仕組みについて理解することを目的とします。まず、生命の起源とともに進化の道筋について概説します。そして、「生命とは何か」を理解する上でその基礎となる細胞の構造や働きなどについて説明します。さらに、生命の中心物質である遺伝子とその遺伝のしくみや、その個体が生命を維持していくしくみを平易に解説します。最後はバイオテクノロジーや地球環境などの話題を取り上げ、現代の社会問題における科学技術の役割について言及します。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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講義で使用したスライド、配付資料はLMSに掲載します。 配付資料、参考書、LMSを利用して、講義の予習、復習をするようにしてください。
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授業計画 |
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第 1 回:生命とは 第 2 回:生命の誕生 第 3 回:生物の進化 第 4 回:細胞の構造と働き 第 5 回:遺伝のしくみと遺伝子1 第 6 回:遺伝のしくみと遺伝子2 第 7 回:生殖と発生1 第 8 回:生殖と発生2 第 9 回:ヒトのからだ 第10回:感覚器と神経 第11回:行動の仕組み 第12回:エネルギー代謝 第13回:病気と免疫1 第14回:病気と免疫2 第15回:バイオテクノロジーと地球環境
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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レポートと期末試験で評価します。 2/3以上の講義に出席していない場合は、定期試験を受験できません。 30分以上の遅刻は欠席として扱います。
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使用テキスト及び使用教材 |
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テキスト・教科書は使用しません。講義ごとにプリントを配布します。 講義で使用したスライドや資料は、LMSに掲載します。
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7. |
その他 |
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講義内容が重複するため、バイオサイエンス学科の学生は原則履修できません。 深く学びたい人向けの参考書として、以下の二冊をあげておきます。 <参考書> 和田勝 著『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』(羊土社) 鈴木範男著『初歩からの生物学』(三共出版)
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