Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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国際交流論2(International Communication 2) 山室 建徳
2年 後期 基礎分野選択 2単位
【柔整・後】 14-1-0595

1.
授業目標

日本は、これまでさまざまな外国文明と交流しながら、現在の姿を形作ってきました。これからも、自らの良き伝統を守りながら国際交流をさらに深めていくことは、避けられない課題です。そのためにはどうすればよいかを、先人たちの多種多様な経験から学んでいくつもりです。

2.
授業概要

日本は、古代では中国、明治以降は欧米諸国を模範と仰いで国作りを進めてきました。他方で、江戸時代のように国を閉ざして独自の文明を発達させた時代や、戦時中のように欧米文明に反撥した時期も経験しています。
前期の国際交流論1で江戸時代までを振り返ったのに引き続き、2では、今日の日本社会を直接形作った時代である明治以降について講義します。
できるだけ多くの音声画像記録を見てもらうつもりです。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

新聞やテレビなどで取り上げられる日本に関する歴史的な問題に注意するようにして下さい。
さらに、特に関心を持った問題の背景を、インターネットや書籍・雑誌で探る習慣を身について下さい。
できる限り早めに教材を配りますので、事前にこれに目を通しておいて下さい。

4.
授業計画

【第1回】日本の領土問題
【第2回】人口の変動
【第3回】日本国民の海外進出
【第4回】海外からの引揚げ問題
【第5回】明治の条約改正
【第6回】満洲について 1 ロシア・中国・日本との関係
【第7回】満洲について 2 日露戦役の意義
【第8回】人種問題 欧米とアジア・アフリカの間にいた日本
【第9回】欧洲大戦で変貌したヨーロッパ
【第10回】満洲事変 「優等生」から「叛逆児」へ
【第11回】戦争を避けようとした松岡洋右の構想
【第12回】イデオロギー戦争となった第二次世界大戦
【第13回】敗戦後の経済復興
【第14回】高度成長期の日本
【第15回】これからの日本

5.
成績評価の方法、基準

講義への理解度を確認するため、講義内容への簡単なコメントを毎回書いてもらいます。最後にレポートを提出してもらいます。講義内容を十分に理解した上で、それに対する自分の意見を論理的に整理できていることが評価基準となります。毎回のコメントと最終レポートの両方を勘案して、成績をつけます。

6.
使用テキスト及び使用教材

必要に応じて、教室で印刷教材を配布します。

7.
その他