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授業目標 |
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1.外科学の総論的事項について理解し、説明することができる。 2.特に、各種外傷への対応法および救命処置法については、初動をどうするべきか、具体的なイメージに基づき説明することができる。 3.病変局所の状態のみならず、患者の全身状態を把握しようとする姿勢を身に付ける。
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2. |
授業概要 |
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“運動器の急性損傷”の専門家である柔道整復師にとって、外科学的知識・思考法が重要であることは間違いありません。本講義では、外科学の総論的事項を、特に病態生理の理解に重点をおきながら解説します。ここでいう“総論的事項”とは、臓器の種類に関わらず適用される、あるいは成立する、“基本原則”と考えて下さい。きちんと理解するためには、これまでに学んだ生理学の知識が相当に必要とされると考えて下さい。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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外科学は、決して名人芸や体力任せの力技によって成り立っている学問ではありません。その基礎には、病態生理学の確固とした裏付けが存在しています。従いまして、これまでに生理学で学んだ知識が、本科目の習得には極めて重要になってきます。講義に臨むにあたっては、関連する生理学的事項を十分に復習しておくことが必須です。また、テキストに沿って講義していきますので、事前にテキストの該当箇所に目を通しておくことが大切です。
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4. |
授業計画 |
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【第 1 回】外科学とは、損傷 【第 2 回】創傷 【第 3 回】熱傷、電撃症 【第 4 回】炎症、外科感染症1 【第 5 回】炎症、外科感染症2 【第 6 回】腫瘍1 【第 7 回】腫瘍2 【第 8 回】ショック 【第 9 回】輸血、輸液 【第10回】消毒と滅菌 【第11回】手術 【第12回】麻酔 【第13回】移植と免疫 【第14回】出血と止血 【第15回】心肺蘇生法
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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定期試験の結果により評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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(1) 全国柔道整復学校協会監修、外科学概論(改定第4版) (2) その他、毎回講義資料を配布するとともに、LMSを適宜利用して情報の伝達・共有を図ります。
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7. |
その他 |
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