Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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教職論(Introduction to Teaching Profession) 草川 剛人
1年 後期 教職課程関係科目 2単位
【地域・後】 14-1-0856

1.
授業目標

教職論は、教職課程の入り口の科目です。
・教職について関心を持ち、教職の意義、教員の役割、職務内容など基礎的・基本的な事項について理解できるようにします。
・聴く力、書く力、読む力、話す力など自己の能力・適性について考察を深め、目的意識や学習能力の有無を自らに問い、教職課程の履修について責任を持って判断できるようにします。
・教職志望の目的や理由、目標達成を目指す教職課程修得への決意や学習計画について筋道を立てて文章で説明できるようにします。

2.
授業概要

・教育の意義や学校の役割、職業としての教師の特色を理解し、21世紀の教師像を明らかにします。
・教師にとっての「聴く力」を4人のグループ活動で、「書く力」をレポート作成で、「読む力」を読書で身に付けます。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

新聞の教育欄、テレビ・ラジオのニュース、インターネット記事、小説、映画でとりあげられる教育関係の話題や事件に関心を持ってください。図書館に行き、新聞、雑誌、書籍を手に取ってください。家や図書館で一人で本を読み、考え、文章を書くことが大学生としての学びの基本です。

4.
授業計画

【第 1 回】大学で学ぶとは? 読書とは何をすることか?
【第 2 回】「序章 教職に生きる」(「第1章 教職の意義」(岩城孝次・和田 孝編著『教職の探究-学び続ける教師をめざして-』学校図書所収)を読む。
【第 3 回】「第2章 学校と教職の歴史」(岩城孝次・和田 孝編著前掲)を読む。  
【第 4 回】さまざまな教師像(1)
【第 5 回】さまざまな教師像(2)
【第 6 回】さまざまな教師像(3)
【第 7 回】重松 清著『先生。』(新潮文庫)を家で読んできて4人グループで討議する。
【第 8 回】ロールプレーイングで教師と生徒の関係を身体全体で知る。
【第 9 回】ロールプレーイングで教師と生徒の関係を身体全体で知る。
【第10回】池上彰編『先生!』(岩波新書)を家で読んできて4人グループで討議する。
【第11回】絵、写真、歌から教師と生徒の関係を探究する。
【第12回】教師の技術-板書、話し方、読み方
【第13回】教師を支える哲学
【第14回】大村はま著『教えるということ』(ちくま文庫)を家で読んできて4人グループで討議する。
【第15回】定期試験、まとめ

5.
成績評価の方法、基準

平常点(授業への参加度合いとレポ-ト)70% 定期試験 30%

6.
使用テキスト及び使用教材

重松 清『先生。』(新潮文庫 438円+税)
池上彰編『先生!』(岩波新書 820円+税)
大村はま『新編 教えるということ』(ちくま学芸文庫 840円+税)

7.
その他

テキストを必ず買って読んでください。