Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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化学実験(Experiments in Chemistry) 内田 健一
2年 前期 専門科目選択 1単位
【資格・前】 14-1-0870-2342

1.
授業目標

実験で体験観察した事象と化学変化との関係を考究することによって化学の基礎となる原理や概念の理解を深めることを目標にします。具体的には、各種試薬の調製法をはじめとし、無機定性実験における基本的な実験操作を習熟することを目標にします。化学実験未経験者に対しても実験の基礎から懇切に指導します。本実験では、種々のガラス器具の取り扱い、汎用薬品の性質ならびに取り扱い等に関する基礎事項を学びながら、実験の入門的技術やマナーを習得することを目標にしています。

2.
授業概要

実験内容は次のようなテーマを予定しています。(1)試薬の調製、(2)第1族~第6族陽イオンの定性分析、(3)未知陽イオン試料の定性分析などです。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

本実験は、受講生を取りあえず班に分けますが、グループで行う実験ではありません。実験そのものは各個人で行う予定です。各自テキストを購入し、予定されている実験テーマで使用する薬品の化学式や性質を事前にチェックしておいて下さい。さらに、テキストに記載されている実験方法を事前に熟読し、実験手順の流れをイメージトレーニングして、実験当日には実験がスムーズに進行するようにして下さい。

4.
授業計画

【第1回】安全指導、試薬調製、計算練習
【第2回】第1族陽イオンの定性分析
【第3回】第2族陽イオンの定性分析
【第4回】第3族陽イオンの定性分析
【第5回】第4族陽イオンの定性分析
【第6回】第5族と第6族陽イオンの定性分析
【第7回】未知陽イオン試料の定性分析

5.
成績評価の方法、基準

原則として遅刻・欠席は認めません(突発事故や公的な理由などは除く)。全ての回の実験に出席し、最終回に行う未知陽イオン試料の定性分析についての実験報告書(レポート)を期限内に提出してもらいます。このレポートが評価の対象になります。一度提出されたレポートに不備が認められた場合は、再レポートを提出してもらいます。

6.
使用テキスト及び使用教材

テキスト: 丸田 銓二郎 著 『化学基礎実験』(三共出版)
教  材: 適宜プリントを配布します。

7.
その他

・教職課程登録者のための科目です。
・実験ノートを必ず用意して下さい。実験室内では、白衣とゴーグル(眼鏡を使用している学生は不要)の着用を義務づけます。