Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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柔道整復臨床データ解析学特論(Analisis of Judo-therapy clinical data) 田口 大輔
1年 前期 専門科目選択 2単位
【専柔前・前】 14-3-1201-3375

1.
授業目標

研究方法の種類とそこで扱われるデータの特徴を理解できる。
臨床で用いられる一般的なデータ収集方法と解析の種類や方法を説明できる。
研究手法に応じたデータ整理と要点を特徴付けて図表にて説明ができる。

2.
授業概要

柔道整復やスポーツ科学における臨床的研究の評価手法は一般に非侵襲的な方法が用いられる。血液採取や組織生検による侵襲的測定法は得られるデータの信頼性は高いが、被験者への負荷は大きい。非侵襲的測定法では被験者への負荷が少ないが、データの信頼性についてはより多くの関連要因(バイアス)を吟味して扱う必要がある。本講義では、運動時の呼吸・循環および動作解析などの非侵襲的測定方法により得られたデータを例題として、データの種類、整理方法、それらが示す意味や臨床的意義などの解釈についても議論をすすめる。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

生理学の呼吸循環に関する章の復習をしておいてください。(白石担当)。
解剖や運動学の機能解剖に関する章の復習をしておいてください。(田口担当)

4.
授業計画

【第1回】臨床またはフィールド研究におけるデータの種類(白石 聖)
【第2回】研究目的に合致した測定項目とデータが示す意味(白石 聖)
【第3回】測定項目の妥当性とデータの信頼性(白石 聖)
【第4回】さまざまなデータの表現方法(白石 聖)
【第5回】全身性代謝・循環のデータ測定方法(白石 聖)
【第6回】全身性代謝・循環のデータとその解析法(白石 聖)
【第7回】骨格筋の代謝・循環のデータ測定方法(白石 聖)
【第8回】骨格筋の代謝・循環のデータとその解析法(白石 聖)
【第9回】研究データ取り扱いに関する注意事項(田口大輔)
【第10回】三次元動作解析装置と床反力の測定方法(田口大輔)
【第11回】研究計画書の書き方と研究計画の作成方法(田口大輔)
【第12回】研究計画の発表(田口大輔)
【第13回】三次元動作解析装置と床反力での動作解析方法(田口大輔)
【第14回】解析データの分析(田口大輔)
【第15回】動作解析データのプレゼンテーション方法(田口大輔)

5.
成績評価の方法、基準

レポート提出による授業内容の理解度を評価します。

6.
使用テキスト及び使用教材

必要とされる資料は授業時に適宜配布します。

7.
その他

オムニバス方式