1. |
授業目標 |
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将来、機械技術者として活躍するためには、4力学(材料力学、機械力学、流体力学、熱力学)の基礎をしっかりと身に付けておくことが必要です。また、機械系の大学院入試や公務員試験等においては、この分野の基礎力と応用力が求められます。 この授業では、上記の目標を念頭に材料力学と機械力学に関して、例題の解説や問題演習を通じて重要事項の確認とそれらの知識を使いこなすための応用力と実践力の養成を目指します。
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2. |
授業概要 |
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材料力学と機械力学に関して、主要項目に関する演習と講義を行います。重要事項の確認、例題の解説、問題演習を通じて、応用力と実践力の養成を図ります。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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・授業前に、シラバス.の「授業計画」の各授業回に記載されている項目について、当該科目の教科書・授業ノートを用いて復習した上で授業に臨んで下さい。 ・毎回講義で学習したテーマについて、忘れないうちに教科書の例題・問題などを解き、理解したことが定着するようにしてください。
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4. |
授業計画 |
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【第 1 回】授業ガイダンス、到達度確認テスト(材料力学・機械力学) ○第2回~8回は材料力学分野です 【第 2 回】引張りと圧縮 熱応力 【第 3 回】簡単なトラス せん断 【第 4 回】はりのせん断力と曲げモーメント 【第 5 回】はりの曲げ応力 種々の形状の断面二次モーメント 【第 6 回】はりのたわみ はりの応用問題 【第 7 回】ねじり問題 【第 8 回】組合せ応力、及び小テスト(材料力学) ○第9回~15回は機械力学分野です 【第 9 回】力学・振動の基礎 【第10回】1自由度不減衰系の自由振動 【第11回】1自由度減衰系の自由振動 【第12回】1自由度系の強制振動 【第13回】過渡応答 【第14回】回転軸の振動 【第15回】2自由度系の振動、及び小テスト(機械力学)
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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演習課題の提出状況・内容、小テスト(第8回:材料力学、第15回:機械力学)の結果、並びに提出レポートを評価対象とします。第1回の到達度確認テストは成績評価の対象とはしません。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書: 尾田十八・三好俊郎 著 『演習 材料力学 [新訂版]』 (サイエンス社) (2001) 佐藤秀紀・岡部佐規一・岩田佳雄 著 『演習 機械振動学』 (サイエンス社) 参考書: 清家政一郎著 「材料力学」 (共立出版) (1997) (「材料力学1」、「材料力学2」 のテキストです) 岩田佳雄・佐伯暢人・小松崎俊彦 著 『機械振動学』 (数理工学社) (「機械力学1」、「機械力学2」 のテキストです) 藤川重雄編 『機械系大学院への四力問題精選』 (培風館) (2008)
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7. |
その他 |
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・「材料力学1」、「材料力学2」、及び「機械力学1」、「機械力学2」の受講を前提に授業をすすめていきます。参考書に指定してある「材料力学1・2」と「機械力学1・2」のテキストもなるべく持参してください。 ・授業中に問題演習を行いますので、関数電卓を必ず持参して下さい。
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