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授業の内容(Course Description) |
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市場と政府、経済と倫理、成長と福祉の問題を中心に、経済学史Iでは、1870年代以降の経済思想史・経済政策思想史を現代的な観点から検討する。古典派経済学から新古典派経済学へ、歴史学派・社会政策学派の経済思想、救貧法から福祉国家へ、マーシャルの経済思想、創設期の厚生経済学と福祉国家、ケインズの経済思想;ケインズ、ベヴァリッジとイギリス福祉国家などが主要な内容になる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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この時期の主要な経済学者と経済思想、ジェヴォンズ、マーシャル、ピグー、歴史学派とオクスフォード・エコノミスト、ウェッブ夫妻、ケインズとケインズ主義、等々について、基礎的な知識を習得する。市場と政府、経済と倫理、成長と福祉などに関するこれらの経済学者・経済思想の歴史的な展開を理解し、現代社会が当面する問題について、歴史的な考え方を学ぶ。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(50%)、レポート(50%)とし、総合的に評価する。授業中に参考文献、準備学習について指示することもあり、授業への出席を重要視する。コメント・パーパーを時折書いていただく予定です。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストはとくに使いませんが、授業中に文献を指示します。 参考文献:西沢保・小峯敦編『創設期の厚生経済学と福祉国家』(ミネルヴァ書房) 服部正治・西沢保編『イギリス100年の政治経済学』(ミネルヴァ書房) 西沢 保『マーシャルと歴史学派の経済思想』(岩波書店)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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参考文献、授業中に指示する文献、配布するプリント等をよく読むこと
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業に積極的に参加すること
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イギリス資本主義と自由主義の変遷(市場と政府の見方の変遷) 【第2回】 古典的自由主義から新自由主義へ 【第3回】 新自由主義からネオ・リベラリズムへ 【第4回】 古典派経済学から新古典派経済学へ 【第5回】 ジェヴォンズ革命とイギリス経済政策の転換1 【第6回】 ジェヴォンズ革命とイギリス経済政策の転換2 【第7回】 歴史学派の経済思想 【第8回】 歴史学派の経済思想とオクスフォード・エコノミスト 【第9回】 救貧法から福祉国家へ 【第10回】 マーシャルの経済思想1 【第12回】 マーシャルの経済思想2 【第13回】 創設期の厚生経済学と福祉国家、ピグーとホブソン 【第14回】 ケインズの経済思想 【第15回】 ケインズ、ベヴァリッジとイギリス福祉国家 (進み具合によって、授業計画は変更することがあります)
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