Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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演習 I 藤嶋  喬
必修  2単位
【経済】 14-1-1120-3277-01

1. 授業の内容(Course Description)

 適切なCommunication力を錬磨し、社会人・経済人としての知識を深め、心の器を大きくすることを通じて帝京大生としての誇りと喜びの発見を目指す。私はこれに打ち込んできた、と言えるテーマを各自が持てるようにサポートする。それに対して各自がベストを尽くすことを要求する。前期後半にグループ単位の発表及びテーマを設定、後期に短期集中して発表及び討論に取り組む。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 クラスの討議・協議を通じて共生きの大切さを自分のものにすること、結果としてこのセミナーに参加した達成感を共有し、充実感を獲得すること。企業面接に自信をもって臨める心の準備完了。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 クラス毎での貢献度を評価する。発言の質は大切だが、課題の分析や、解決に向けた積極的で不屈の前向きの姿勢を貫いていただき、一年間を通じたクラスへの貢献度を判断する。従って出席率は極めて重要である。
 課題の達成度を確認するため、小論文・クラス発表を実施し、随時評価し、個別にフィードバックする。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献
  『思考の整理学』 外山 滋比古著 ちくま文庫
  『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』中西輝政 PHP新書7
  『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』Henry S.Stokes祥伝社新書
  『驕れる白人と闘うための日本の近代史』 松原久子著 田中敏訳 文春文庫
  『国家の品格』 藤原雅彦著  新潮新書
  『日本企業は何で食っていくのか』伊丹敬之 日経プレミアシリーズ 
  『会社はこれからどうなるのか』 岩井克人著 (平凡社)
  『大切なことはすべてクレドーが教えてくれた』片山修著 PHP研究所
  『プロフェショナルの条件』 P.F.ドラッカー著 上田 惇生編訳 (ダイヤモンド社)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 日々の研鑽、継続できることが極めて大切。国内外の経済・社会・政治・文化へ幅広く関心を高める。そのための媒体は効率よく選択し、物事を大きくつかんで、何が重要なのかを見極める力を磨いてほしい。問題意識をクラスに持ち込んでゼミの仲間を大いに刺激し、果実をもって帰って欲しい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 主体的に課題を設定し、内容を分析し、何らかの解決策を見出していく。それらをクラスでは、時にチームをリードし、時にリーダーをサポートしながら実行していく体験をし、その面白さを味わって欲しい。クラスでは必ず発言、発言すればよかったという後悔の念を後に残さない。笑われるから、評価が落ちるから、恥ずかしいから発言しないなどとは、考えないこと。クラスは大いに楽しむ。準備不足は次回に必ず取り返す意気込みをお願いする。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 世の中の情勢に応じて臨機応変に課題設定を変更していく必要があると思うが、まずは、以下を現状の主要テーマとして暫定的に設定する。メンバーの希望に応じて変更も適宜おこなう。
【第1回】
 年間計画のデザイン協議・各人の要望取りまとめ
 ・・皆さんにゼミで取りあげたい実学(特定の科目)に関する希望があるか?
【第2回】
 年間計画の決定
 ・・第一回の議論をベースにゼミメンバーの納得のもとで決め、各人がその中でどのような貢献と
 習得ができるかを共に考える。
【第3回】
 テーマ①Communication力を磨く
【第4回】
 テーマ①Communication力を磨く
【第5回】
 テーマ②東北大震災への実践を考える
【第6回】
 テーマ②東北大震災への実践を考える
【第7回】
 テーマ③"日本人とは"を考える
【第8回】
 テーマ③"日本人とは"を考える
【第9回】
 テーマ④市場(マーケット)について知る
【第10回】
 テーマ⑤日本の未来を考える
【第11回】
 テーマ⑤日本の未来を考える
【第12回】
 テーマ⑥グローバル化について考える
【第13回】
 テーマ⑥グローバル化について考える
【第14回】~【第15回】
 『自分がこれまで大学で学んできたこと』を各自、自問自答してみる。
  ①何が科目として強く印象に残ったか?
  ②何をもっと学んでおきたいか?
  ③よくわからないにしても、何を社会人としてやってみたいか?
  ④そのために何をもっと深めておきたいと思うか?
 そうしたQAを通じて、一人一人がテーマを持ってほしい。
 5グループ程度にテーマをまとめる。リーダーを決める。スケジュール管理者を決める。
 リーダーを中心に、チームが協力して最大の効果を発揮する方法を決める。
 後期に各グループの発表および討論を行う。