Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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観光資源論 I 有馬 貴之
選択必修  2単位
【観光経営】 14-1-1130-3751-05

1. 授業の内容(Course Description)

 多くの地域で、観光資源の発掘に尽力している様子がメディア等で取り上げられています。しかし、「観光資源」とは一体どういうものなのでしょうか。例えば、それは人を引きつける魅力とも捉えられるかもしれません。それでは、その魅力はどのように作られているのでしょうか。また、どのような仕掛けがあるのでしょうか。さらには、「観光資源」と「観光対象」の違いとは何でしょうか。
 この講義では東京都の観光資源に着目し、その性質を学んでいくことで、観光資源というものを理解していきます。特に、本講義では東京の「歴史」を中心に講義を行います。また、観光資源が実際に東京でどのように利用されているのかについても考えます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 本講義の到達目標は主に以下の3点です。
  ・東京都の観光資源(特に歴史)について理解し、説明できる。
  ・観光資源とは何かを理解し、説明できる。
  ・観光資源の利用の仕方について理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 成績は以下の3つによって評価します。
  ・中間テスト(35%)
  ・巡検への参加とレポートの提出(30%)
  ・期末テスト(35%)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 公益財団法人東京観光財団 2012.『新・大江戸東京の歩き方 東京シティガイド検定公式テキスト』 ダイヤモンド社.
 参考文献
  溝尾良隆編著 2009.『観光学の基礎:観光学全集第1巻』 原書房.
  溝尾良隆 2003.『観光学:基本と実践』 古今書院.
  須田 寛 2003.『実務から見た新・観光資源論』 交通新聞社.

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 本講義では東京の観光資源を扱いますので、可能であれば講義で取り扱った場所等に実際に訪れてみることをお勧めします。また、ガイドブックや旅行番組なども普段から見るようにすると良いでしょう。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本講義では巡検(土曜もしくは日曜)を行う予定ですので、参加して下さい。
 この講義で使用するテキストは、秋期の観光資源論Ⅱでも同様に使用します。本講義と観光資源論Ⅱを通年で履修すれば、2013年11月30日実施予定の東京シティガイド検定の合格に近づきます。東京シティガイド検定についてはhttp://www.gotokyo.org/jp/cityguide/index.htmlを参照して下さい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 【ガイダンス:観光資源とは何か】
【第2回】
 東京の観光地
【第3回】
 東京の繁華街
【第4回】
 江戸太郎
【第5回】
 江戸城の歴史
【第6回】
 江戸の事件
【第7回】
 【中間テスト】
【第8回】
 江戸から東京へ
【第9回】
 東京の事件と震災
【第10回】
 東京と戦争
【第11回】
 復興と成長
【第12回】・【第13回】
 【巡検(現地実習)】
【第14回】
 復習と観光資源の利用のされ方
【第15回】
 まとめと【期末テスト】
 ※ 講義の受講者数や進行状況によっては計画が変更されることがあります。