Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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法律学演習 I 喜多 康夫
必修  2単位
【法律】 14-1-1210-0175-09

1. 授業の内容(Course Description)

 本演習の目的は3つあります。第1に、国際法の基礎知識の習得です。第2に、論理的思考力の向上です。第3に、学生の親睦です。
 第1点目と第2点目の目標については、前期では教員と学生の間の双方向対話(ソクラテス・メソッド)を用いた(マイケル・サンデル先生の)「ハーバード白熱教室」的授業を行う予定です。また、秋期では、国際法に関する架空の事例に基づく学生の弁論による勝ち抜き戦である「国際法バトル・ロワイアル」を行います。春期も秋期もできるかぎり、目新しい手法とゲーム感覚で国際法を共に勉強したいと考えています。
 また本演習では、第3点目の目的である親睦も重視しています。親睦会はゼミ生の主導で行っています。3年生は5月中旬に八王子セミナーハウスでサブゼミ合宿を行います。秋には、4年生主導で、ゼミ生全員のゼミ合宿を行います。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①国際法の問題を分析できる。
 ②論理的に自己の主張を展開できる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席、報告及び試験により評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 教科書と資料についてはまた後日におって知らせしますが、指定する条約集は必須です。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 春期ではソクラテス・メソッド的な双方向対話授業だけでなく、報告もやってもらいますので、授業の準備は相当必要です。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 【関連科目】この法律学演習は国際法のゼミなので、国際法の基礎知識はやはり必要です。そのため、国際法体系の全体構造に関する授業である「国際法(歴史・法源)」、「国際法(主体)」、空間の規律に関する「国際公法C」及び国際法秩序の維持に関わる「国際公法D」を履修することが望ましいと考えます。また、さらに国際法の専門分野として、「国際組織法A/B」「国際人権法」「国際安全保障法」「国際経済法A/B」「国際紛争処理法A/B」(また2015年度から開講される「国際刑事法I/II」など)も直接的にも、または間接的にもこのゼミに関連します。
 【学生へのメッセージ】学部生時代を振り返れば、一番楽しかった授業は演習でした。ゼミ仲間との議論や親睦は今でもいい記憶です。本演習ではしっかりと勉強してもらいますが、勉強を知的な遊びと感じてもらえると嬉しいです。なお、本演習は2年連続で履修してもらう予定です。
 質問のある学生は、yaskita@main.teikyo-u.ac.jpにまでメールを送ってください。なお、その場合は表題に「・・・の件」とした上で、氏名及び学籍番号と用件の内容をメール本文に記して送ってください。匿名メールはスパムとして取り扱います。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 詳細な計画はおって知らせます。