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授業の内容(Course Description) |
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行政学とは、いわゆる「行政」という限られた分野を対象としながら、政治学や憲法・行政法等さまざまな領域と深い関係性を持つ学際的な学問であり、かつ、実学的側面を有するものでもある。 公務員を志す者にとって、その知識は必須であるが、それ以外の者にとっても、現代社会を理解する上で、行政に関する正確な知識を持つことが求められる。 そこで、本講義では、行政学とは如何なるものであるのかを説明し、加えて、現代日本の行政や政治をめぐる諸問題についても解説を行う。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①行政学及び行政に関する専門的な知識を修得する。 ②現代日本の政治や行政に関する問題を論理的に考える素地を養う。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験を中心として、出席状況等を加味し、総合的に成績評価を行う。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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【教科書】 村上弘・佐藤満編著、『よくわかる行政学』、ミネルヴァ書房、2009 西尾勝著、『行政学〔新版〕』、有斐閣、2001 【参考書】 金子宏・新堂幸司・平井宜雄編、『法律学小辞典[第4版補訂版]』、有斐閣、2008
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、教科書を中心に予習して講義に出席すること。また、講義された内容をノートに取り、教科書等で確認、論点整理をしておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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①【関連科目】政治学や行政法の履修は理解の深化を助けるものとなる。 ②教科書・六法を必ず持参すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 行政の概念 行政学の意義と対象 【第3回】 現代行政国家の形成とその特質① 【第4回】 現代行政国家の形成とその特質② 【第5回】 現代行政国家の形成とその特質③ 【第6回】 現代行政学の誕生と発展① ・現代行政学誕生の背景 【第7回】 現代行政学の誕生と発展② ・技術的行政学の登場と展開 【第8回】 現代行政学の誕生と発展③ ・技術的行政学への批判と政治・行政融合論I 【第9回】 現代行政学の誕生と発展④ ・技術的行政学への批判と政治・行政融合論II 【第10回】 現代行政学の誕生と発展⑤ ・技術的行政学への批判と政治・行政融合論III 【第11回】 行政責任論① ・行政責任の概念と構図 【第12回】 行政責任論② ・行政責任論争 【第13回】 行政責任論③ ・行政統制の諸類型I 【第14回】 行政責任論④ ・行政統制の諸類型II 【第15回】 まとめと試験
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