Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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行政学A 廣瀬 聡
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-0449-01

1. 授業の内容(Course Description)

 行政学とは、いわゆる「行政」という限られた分野を対象としながら、政治学や憲法・行政法等さまざまな領域と深い関係性を持つ学際的な学問であり、かつ、実学的側面を有するものでもある。
 公務員を志す者にとって、その知識は必須であるが、それ以外の者にとっても、現代社会を理解する上で、行政に関する正確な知識を持つことが求められる。
 そこで、本講義では、行政学とは如何なるものであるのかを説明し、加えて、現代日本の行政や政治をめぐる諸問題についても解説を行う。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①行政学及び行政に関する専門的な知識を修得する。
 ②現代日本の政治や行政に関する問題を論理的に考える素地を養う。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 期末試験を中心として、出席状況等を加味し、総合的に成績評価を行う。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 【教科書】
  村上弘・佐藤満編著、『よくわかる行政学』、ミネルヴァ書房、2009
  西尾勝著、『行政学〔新版〕』、有斐閣、2001
 【参考書】
  金子宏・新堂幸司・平井宜雄編、『法律学小辞典[第4版補訂版]』、有斐閣、2008

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 毎回、教科書を中心に予習して講義に出席すること。また、講義された内容をノートに取り、教科書等で確認、論点整理をしておくこと。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ①【関連科目】政治学や行政法の履修は理解の深化を助けるものとなる。
 ②教科書・六法を必ず持参すること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 行政の概念
 行政学の意義と対象
【第3回】
 現代行政国家の形成とその特質①
【第4回】
 現代行政国家の形成とその特質②
【第5回】
 現代行政国家の形成とその特質③
【第6回】
 現代行政学の誕生と発展①
 ・現代行政学誕生の背景
【第7回】
 現代行政学の誕生と発展②
 ・技術的行政学の登場と展開
【第8回】
 現代行政学の誕生と発展③
 ・技術的行政学への批判と政治・行政融合論I
【第9回】
 現代行政学の誕生と発展④
 ・技術的行政学への批判と政治・行政融合論II
【第10回】
 現代行政学の誕生と発展⑤
 ・技術的行政学への批判と政治・行政融合論III
【第11回】
 行政責任論①
 ・行政責任の概念と構図
【第12回】
 行政責任論②
 ・行政責任論争
【第13回】
 行政責任論③
 ・行政統制の諸類型I
【第14回】
 行政責任論④
 ・行政統制の諸類型II
【第15回】
 まとめと試験