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授業の内容(Course Description) |
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本授業は、公務員試験等、就職に関する受験目標を持つ学生を対象とする。しかし一口に公務員教養と言っても、その範囲は極めて広い。公務員になるための教養試験には、知識(社会科学、人文科学、自然科学)と知能(判断推理、数的推理、資料解釈等)が必要となる。 授業では後者の知能の分野に焦点をあて、数的処理を中心に、数理的スキルや論理的思考力を習得する。これらは丸暗記では対処することはできない、いわば思考の基盤となる能力である。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①まず基礎能力を養うべく、公務員試験に出題されるような演習問題を題材とし、②いかに考え、分析し、判断をするかを身につけること、③さらに、自らの能力を高める方法を習得することを目標とする。 ■授業方法: 公務員試験に受かるには、いかにするべきかを考え、演習問題を解く。授業は学生参加型とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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*出席・発表等のクラス貢献度、試験を総合して評価する。 ■評価の基準(試験の達成レベルと成績の目安): S: 特に優秀で、教科書程度の問題なら、いつでも十分に解ける。 A: 優秀で、教科書程度の問題を、十分に理解することができ、問題が解ける。 B: 教科書は何とか理解でき、自力で何とか問題が解ける。 C: 単位取得の最低レベルにすぎない。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:別途指示する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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受講の効果を向上させるためには、予習・復習をすることが望ましい。 予習の課題は、授業で指示する。 復習は、授業で学んだこと、自分ができなかった問題等を、再度自分で学習する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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①【関連科目】1年間でまとまった内容を学ぶので、特別講義・公務員教養IIIをすでに履修済みであることが望ましい。なお、未履修の場合は、特別講義・公務員教養IVを履修後に、特別講義・公務員教養IIIを履修すること強く勧める。 ② 数学的な事項は、基本から復習する。 ③ 数学的な考え方を好きになれば素晴らしいが、少なくとも苦手意識を排除したい。 ④ 数理的スキルを学ぶ最後のチャンスとなるので、しっかり受講されたい。 ⑤ なお、公務員コースでは、推奨選択科目となっている。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション、授業の方針・内容 【第2回】 試験問題を分析・対策・戦略 【第3回】 論理的な思考(1) 【第4回】 論理的な思考(2) 【第5回】 場合の数(1) 【第6回】 場合の数(2) 【第7回】 確率(1) 【第8回】 確率(2) 【第9回】 資料解釈(1) 【第10回】 資料解釈(2) 【第11回】 資料の分布(1) 【第12回】 資料の分布(2) 【第13回】 表とグラフ 【第14回】 総合問題(1) 【第15回】 総合問題(2)
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