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授業の内容(Course Description) |
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本講座では国際犯罪及び国際刑事法を中心に講義します。刑法総論・各論、刑事訴訟法についての基礎知識があることを前提として、国際刑法の基礎を学びたいと思う学生向けの講座です。授業では、刑法や刑事訴訟法についての基礎知識がどのようにして活用されていくかについて体感してもらえるように、配慮したいと思います。なお、「裁判所の運営を害する罪(贈収賄除く)」の解説では、刑法各論で通常扱われるテーマと一部重なります。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①国際犯罪や国際刑事裁判を学び、法を深く理解する一方で、法律的知識を実践に活用することが目標です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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筆記試験及び出席点。出席回数が一定数にみたない場合には、「R」評価(不合格)になります。出欠はカードリーダーのみで管理しますので、学生証忘れは欠席扱いとなります。公欠にあたる場合には証明書等を提出した場合に限り、事後的に出席登録します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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・森下忠『国際刑法学の課題』(成文堂、2007年) ・森下忠『国際刑事裁判所の研究』(成文堂、2009年) ・森下忠『国際刑法の新しい地平』(成文堂、2011年) ・木村裕三/平田 紳『刑事政策概論』(第5版:成文堂、2013年)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回授業中に予習事項を指示します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業レベルは刑事法に関する基礎知識を習得した法学部生に合わせます。ですから、法学部以外の学生は、刑法総論及び刑法各論を受講していることが望ましいです。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 入門 【第2回】 国際犯罪と国際刑法 【第3回】 刑法適用法 【第4回】 国際司法共助(1) 【第5回】 国際司法共助(2) 【第6回】 国際司法共助(3) 【第7回】 国際司法共助(4) 【第8回】 刑事国際法:歴史と概要 【第9回】 刑事国際法:総論(1) 【第10回】 刑事国際法:総論(2) 【第11回】 刑事国際法:各論 【第12回】 刑事国際法:手続法 【第13回】 裁判所の運営を害する罪(1) 【第14回】 裁判所の運営を害する罪(2) 【第15回】 復習
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