Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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近代日本文化研究 II 濱田 陽
必修  2単位
【日本文化】 14-1-1310-0430-04

1. 授業の内容(Course Description)

 近代日本・日本文化について考察する際、海外からの視点は私たちを魅了し、叱咤激励する。海外からの日本・日本文化理解を交え、近代日本の可能性と限界を浮き彫りにしていきたい。
 東アジア、アメリカ、ヨーロッパ、インド、世界との関わりを考慮して、海外の日本文化論を合わせて取り上げる予定である。以下はその一例である。
 『「縮み」志向の日本人』(李 御寧)、「ナショナリズム」(ラビンドラナート・タゴール)、『シュリーマン旅行記・清国・日本』(ハインリヒ・シュリーマン)、『菊と刀』(ルース・ベネディクト)、『表徴の帝国』(ロラン・バルト)、「大アジア主義」(孫文)など。 
 また、近代日本・日本文化に関する最新の話題も積極的に紹介していきたい。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 海外から日本を視る視点を学ぶことにより、文化への鋭敏かつ柔軟な感受性を養う。また、筆記試験において、学んだ内容をふまえながら、自らが独自に考えた感想を交え、1000字以上の考察を論述する力を養う。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業参加(60%)、授業内試験(40%)を目安とする。授業内期末試験のテーマは試験の約1~2週間前に発表する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト・参考文献は講義中で紹介する。必要な資料はプリントで配布する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 講義ノート・配布資料を復習していく。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業にきちんと出席し、講義内容に集中して理解を積み重ねていくことが必要である。また、効果的にノートをとることが肝心である。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】・【第2回】
 「近代日本・日本文化と海外の視点」 
【第3回】・【第4回】
 「東アジアと近代日本・日本文化」
【第5回】・【第6回】
 「アメリカと近代日本・日本文化」
【第7回】・【第8回】
 「ヨーロッパと近代日本・日本文化」
【第9回】・【第10回】
 「インドと近代日本・日本文化」
【第11回】・【第12回】
 「世界と近代日本・日本文化」
【第13回】
 「復習」
【第14回】・【第15回】
 「期末試験・全体講評」
 *社会状況、国際情勢の変化に対応して、積極的に新しいトピックを加え、以上の順序も入れ替わることがある。