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授業の内容(Course Description) |
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教育心理学の諸領域における事象に関わる諸実験・検査・観察等に、実験者(検査者)および被験者(被検査者)として参加体験することにより、実験的・検査的技法や実証的技法に関する基礎的体系的知識を修得することを目的とする。 全受講者を2つの班に分け、各課題の担当教員の指導のもとに班ごとに実験を行う。各自が実験者・被験者(検査者・被検査者)になり実験・検査を実施し、得られたデータを各自が分析し、レポートを提出する。1課題につき2~3週間を当て、5種類の課題(性格検査、知能検査、錯視、パーソナルスペース、質問紙の基礎)を行う。 なお、この科目は認定心理士の資格を取得するための必修科目であり、教育心理学研究法Ⅰ・Ⅱの単位を取得している者が、この科目を受講することができる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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実験計画・手続きに基づいて実験・検査を行い、得られたデータを分析し、その結果に基づいてレポートを作成することができる。また、課題に関する文献を探し、それらを吟味・分析して、総合的に考察することができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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レポートにより評価を行う。各課題のレポートを全て提出しないと単位は認定されない。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:B.フィンドレイ著 細江 達郎・細越 久美子 訳『心理学 実験・研究レポートの書き方』(北大路書房) 参考文献:西口 利文、松浦 均、小塩 真司(編著)『心理学基礎演習シリーズ1』(ナカニシヤ出版) *各課題に関する資料・参考文献リストなどは実験開始日までに配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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関連する文献を精読すること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業には毎回出席し、遅刻は絶対しないこと。 科目の性格上、正当な理由なしに欠席・遅刻した場合には、以降の受講を認めないこともある。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション、グループ編制 教育心理学に関わる実験・観察・検査・測定・調査について 【第2回】 〔栗田〕1班:性格検査(1)心理査定について、CMI、YGの実施 〔山村〕2班:錯視(1)実験の説明、実験の実施 【第3回】 〔栗田〕1班:性格検査(2)PF-Studyの実施、SCTの実施 〔山村〕2班:錯視(2)結果の整理 【第4回】 〔栗田〕1班:性格検査(3)集団式ロールシャッハの実施、集団式TATの実施考察 〔山村〕2班:錯視(3)結果の整理 【第5回】 〔山村〕2班:錯視(1)実験の説明、実験の実施 〔栗田〕1班:性格検査(1)心理査定について、CMI、YGの実施 【第6回】 〔山村〕2班:錯視(2)結果の整理 〔栗田〕1班:性格検査(2)PF-Studyの実施、SCTの実施 【第7回】 〔山村〕2班:錯視(3)結果の整理 〔栗田〕1班:性格検査(3)集団式ロールシャッハの実施、集団式TATの実施考察 【第8回】 〔栗田〕1班:知能検査(1)心理査定について、集団式知能検査の実施実験の実施 〔山村〕2班:パーソナル・スペース(1)実験の説明、実験の実施 【第9回】 〔栗田〕1班:知能検査(2)WISC-Rの実施 〔山村〕2班:パーソナル・スペース(2)結果の整理 【第10回】 〔山村〕1班:知能検査(3)WISC-Rの実施 〔栗田〕2班:パーソナル・スペース(3)結果の整理、考察 【第11回】 〔山村〕2班:パーソナル・スペース(1)実験の説明、実験の実施 〔栗田〕1班:知能検査(1)心理査定について、集団式知能検査の実施実験の実施 【第12回】 〔山村〕2班:パーソナル・スペース(2)結果の整理 〔栗田〕1班:知能検査(2)WISC-Rの実施 【第13回】 〔山村〕2班:パーソナル・スペース(3)結果の整理、考察 〔栗田〕1班:知能検査(3)WISC-Rの実施 【第14回】 〔栗田〕1班:質問紙の基礎(1)実験の説明、実験の実施 〔山村〕2班:質問紙の基礎(1)実験の説明、実験の実施 【第15回】 〔栗田〕1班:質問紙の基礎(2)結果の整理、考察 〔山村〕2班:質問紙の基礎(2)結果の整理、考察 まとめ
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