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授業の内容(Course Description) |
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この授業は、前期の歴史地理学Ⅰの学習を踏まえ、さらに歴史地理学的方法の学習の深化を試みます。具体的には日本古代における地震などの災害と社会変動との関係を扱ったテキストを読みながら、多くの作業をやっていきます。作業には歴史辞典・地図帳などを多用しますので、地名や用語などが調べられるものを各自で用意して下さい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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この授業の目的は3つあります。1つは古代日本における空間的位置関係を明確に把握すること、2番目には日本歴史に関する基礎的知識を確立すること、そして3番目には歴史地理学というものの研究方法を理解することです。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業に出席することが大前提です。その上で授業における作業、レポート、毎回の提出物、試験によって評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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足利健亮著『地図から読む歴史』 講談社学術文庫
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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学期中に2回の課題を出します。6,000字(400字詰原稿用紙なら15枚)程度のレポートにして提出してもらいます。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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とにかくMELICを効果的に使って下さい。この授業を契機として後期に20冊以上の本を読むようにして下さい。第1回は学習方法や評価についての話をしますので、必ず出席して下さい。万一、出席できない者は、事前に私の研究室に連絡して下さい。9号館1階第2研究室です。わたくしが不在の場合は、研究室前の連絡袋に書面で提出して下さい。なお、「授業の計画」の項目は、今後、多少変更の可能性があります。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の進め方 評価の方法 【第2回】 条里を読み取る 【第3回】 荘園絵図 【第4回】 近世初期の城 【第5回】 山陰道の意味 【第6回】 近世京都の建設 【第7回】 伏見城の建設 【第8回】 江戸の成立 【第9回】 「野」のつく地名 【第10回】 溜池の分布 【第11回】 地名の新しい解釈 【第12回】 山の名前の由来 【第13回】 山田寺の発掘 【第14回】 道路の名称 【第15回】 まとめと試験
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