Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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地理学研究 三上 岳彦
選択  2単位
【日本史・文化財学専攻】 14-1-1340-1707-07

1. 授業の内容(Course Description)

 地理学の一分野である気候地理学に関する研究事例を紹介しながら、地理学的空間スケールに対応した気候と人間の関わりの重要性を学ぶ。授業では、気候地理学に関する様々な研究事例をもとに、担当教員と受講院生が質疑応答・ディスカッションを行うことで歴史学・地理学の研究手法を習得する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 地理学と歴史学は、空間と時間を共有し、相互に密接に関連した学問である。本授業科目では、歴史学と関連づけながら地理学の特質である空間的な事象の見方を習得することを目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 課題レポートと授業への出席状況を総合評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは使用しない。毎回、プリントを配布する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業中に指示する。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業中に指示する。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 気候地理学の時間スケールと空間スケール
【第3回】
 グローバル・スケール(北半球)の気候地理学研究事例
【第4回】
 メソ・スケール(東アジア)の気候地理学研究事例
【第5回】
 メソ~ローカル・スケール(日本列島)の気候地理学研究事例
【第6回】
 ローカル・スケール(東北地方)の気候地理学研究事例
【第7回】
 マイクロ・スケールの気候地理学研究事例
【第8回】
 山地・平野スケールの気候地理学研究事例:山地斜面の温暖帯
【第9回】
 都市スケールの気候地理学研究事例:東京のヒートアイランド
【第10回】
 都市内緑地の気候地理学研究事例:公園緑地のクールアイランド
【第11回】
 歴史学と気候地理学の関わり:歴史気候学のすすめ
【第12回】
 歴史時代の気候変動:「中世の温暖期」
【第13回】
 歴史時代の気候変動:「近世の小氷期」
【第14回】
 歴史時代の気候変動:「幕末期の気候特性」
【第15回】
 まとめ