Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本史特殊講義2C- I 木村 茂光
選択必修  2単位
【史】 14-1-1340-3222-13

1. 授業の内容(Course Description)

 1)日本の中世社会の基本的な構造を理解するために、それに関する基本的なテーマについて講義する。
 2)当面は、武士・寺社・百姓・イエと女性・都市・荘園と村落・一揆・日本の北と南、中世の対外関係、の9つのテーマを扱う。
 3)講義形式を中心とするが、そのテーマに関する基本史料については、受講生に読解を担当してもらうこともある。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 日本の中世社会の基本的な構造を理解する。
 論文のレジュメの作り方、報告の仕方、討論のやり方など、研究するための基本的な手立てを習得する。
 報告者の報告内容を正しく理解し、自分の意見を的確に発表できる能力を身につける。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 1)出席を重視する
 2)前期に2回程度の小テストと期末テストを総合的に評価して判断する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献:講義では主に木村茂光著『中世社会の成り立ち』(吉川弘文館)を使用するので、購入を希望する者は第1回目の講義の際、申し出ること。
 その他の参考文献:その都度紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 予習・復習をしっかり行うこと。
 講義内容が多いので、参考文献を利用して知識を習得すること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 日本中世史について関心をもっていること。
 日本中世史を専攻しようとする学生は必ず受講すること。
 本講義と密接に関連する「日本史特殊講義2B-Ⅱ」も受講することが望ましい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業の内容、参考文献の申し込みなどガイダンスを行う。
【第2回】
 現在における日本中世史研究の現状と問題点について
【第3回】
 「第1章 武士の職能と身分」
【第4回】
 「第2章 信仰と寺社勢力」①
【第5回】
 「第2章 信仰と寺社勢力」②
【第6会】 
 「第3章 中世百姓の成立」
【第7回】
      テスト①
【第8回】
 「第4章 イエと女性」
【第9回】
 「第5章 都市と分業」
【第10回】
 「第6章 荘園と村落」
【第11回】
      テスト②
【第12回】
 「第7章 一揆の作法」
【第13回】
 「第8章 中世日本の北と南」
【第14回】
 「補   中世の対外関係」
【第15回】
 「まとめとテスト」