Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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比較社会学 II 大川 清丈
選択  2単位
【社会】 14-1-1350-3334-10

1. 授業の内容(Course Description)

 本講義は、比較社会学的研究の各論として、特に「能力」という観点から、日本社会とイギリス社会の比較を試みる。
 イギリスの教育・試験と比較しながら、日本社会の相対化を行う。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 日本の社会・教育についての「あたり前」ではない知識を得て、相対化の意義を理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席点(30%)
 試験(70%)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:テキストは使用しない。
 参考文献:苅谷剛彦ほか『教育の社会学――<常識>の問い方、見直し方』新版 有斐閣 2010

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 各自がこれまで受けてきた教育や、自身の学歴を思い返すこと。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 比較社会学Ⅰの内容を踏まえた議論となるが、比較社会学Ⅱのみの受講も可能である。
 授業中に配布したプリントをファイルしておくこと。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 能力を研究する視点
【第3回】
 イギリスの教育(1)階級社会
【第4回】
 イギリスの教育(2)試験制度
【第5回】
 イギリスの教育(3)パブリック・スクール
【第6回】
 イギリスの教育(4)大学
【第7回】
 イギリスの教育(5)能力観
【第8回】
 日本の教育(1)試験制度
【第9回】
 日本の教育(2)学歴社会
【第10回】
 日本の教育(3)大衆教育社会
【第11回】
 日本の教育(4)階層と教育
【第12回】
 日本の教育(5)能力主義
【第13回】
 日本とイギリスの比較 学歴と階級
【第14回】
 比較からみた日本の教育
【第15回】
 まとめと試験