Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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宗教学 II 安達 義弘
選択  2単位
【社会】 14-1-1350-3758-04

1. 授業の内容(Course Description)

 現代のような科学の時代になっても、宗教は衰退するどころか、むしろ宗教をめぐるさまざまな社会問題や紛争が世界各地で頻発しています。にもかかわらず、とくに日本では宗教に無関心か、あるいは、自分を無宗教と言い、宗教のことはほとんど知らないと語る人が多いのが現状です。
 後期授業では、世界の多様な宗教を確認したあと、おもに、アジアの宗教と言われている仏教を中心に、その母体であるインド在来宗教のヒンズー教、中国在来宗教の道教、日本在来宗教の神道などを取り上げ、それら多神教の特徴を明らかにするとともに、現代社会との関わりを明らかにします。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①仏教・ヒンズー教・道教・神道の概要を理解する。
 ②仏教・ヒンズー教・道教・神道の異同を理解する。
 ③仏教・ヒンズー教・道教・神道の歴史的関係および現代社会との関わりを理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業態度30%、ミニレポート40%、学期末レポート30%、で総合的に評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは使用しません。
 参考書は授業中に紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業時間外学習として、次の点を求めます。
 ①毎回授業開始前、予め指示された予習課題に取り組んでいただきます。
 ②毎回授業終了後、「授業振り返りシート」を提出していただきます。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本講義は、名前は知っているが、具体的内容はあまり分からないというアジアの多様な多神教を取り上げて、その歴史や基本的な特徴、また社会との関わりなどについて紹介しますので、たんに知的教養が身につくという以上に、社会に出ても役立つ内容です。その自覚を持って主体的に受講していただきたいと思います。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 世界の諸宗教
【第2回】
 ヒンズー教の歴史①
【第3回】
 ヒンズー教の歴史②
【第4回】
 ヒンズー教の宗教的特徴
【第5回】
 ヒンズー教と現代社会との関わり
【第6回】
 仏教の歴史①
【第7回】
 仏教の歴史②
【第8回】
 仏教の歴史的特徴
【第9回】
 仏教と現代社会との関わり
【第10回】
 中国の道教と仏教
【第11回】
 日本仏教の歴史①
【第12回】
 日本仏教の歴史②
【第13回】
 日本仏教の特徴
【第14回】
 日本の神道
【第15回】
 日本の神道と仏教