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授業の内容(Course Description) |
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ある気質を持って生まれた子どもと、祖父母世代をモデルとした親(多くは母親)は、日々関わる中で、お互いに影響を与え合いながら、独自の親子関係を形成していく。もう一人の親(多くは父親)も、配偶者の育児を助け、子どもと主体的に関わる中で、親子関係の絆を形成していく。この2つの絆は、先に形成されている夫婦関係の絆とともに、後から生まれてきたきょうだいも巻き込みながら、その家族の特徴を作っていく。また家族関係の形成には、両方の祖父母による援助、専門の関係機関(保健師、保育士、栄養士など)からのアドバイス、隣近所などの地域の見守りや、同じ子どもを持つ親たちとの情報交換やつながり感も、大きな役割を果たしている。 この演習の前期では、まずは親子・夫婦・家族の絆についての以下のテキストを講読し、また親子や家族についての他の文献にも触れながら、後期に行う家族をテーマとした親や子ども、地域や専門機関への面接調査の準備を行う。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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後期に行う「家族」をテーマとした親や子どもへの面接調査の準備のために、親子関係や家族関係に関する文献を多読し、知識を高める。また、面接法についての基礎知識を学ぶ。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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3分の1以上欠席した者には単位を与えない。2回の遅刻(15分以内)は欠席1回とみなす。 出席80%(うち発表やディスカッション40%) テスト20%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:氏家達夫・高濱裕子(編著)『親子関係の生涯発達心理学』風間書房(2011) 参考文献:授業時に適宜紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業前に必ずテキストに目を通すこと。また、授業時に配布した参考文献や資料にも、授業後必ず再度目を通し、知識を定着させること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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親子関係や家族関係に関する書籍を読んだり、ニュースや新聞記事などに積極的に目を通すこと。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 文献発表割り振り 【第2回】~【第14回】 文献講読(発表とディスカッション) 後期に行う面接調査の準備(文献を読む・面接法についての研究法を学ぶ) 【第15回】 まとめとテスト
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