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授業の内容(Course Description) |
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個人に一生があるように、家族にも一生がある。ひと組の男女の結婚により誕生した「家族」は、子どもの誕生や子どもの成長とともに拡大していき、やがて子どもの自立や高齢化とともに縮小に転じ、最後にはメンバーの死により家族の役目を終える。この授業では、このような家族のライフサイクル(誕生期・拡大期・縮小期)の、各々の時期に関連した家族心理学の文献を発表しあう。それと共に、世代間葛藤や夫婦間葛藤、非行やひきこもりなど、家族についての様々な問題や課題について、少人数ディスカッションを通して、解決方法を考える。また書籍や新聞雑誌等について発表する機会もある。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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以下の目標を掲げる。 ・基礎的な文献・資料を検索することができるようにする。 ・発表やディスカッションなどを通して、傾聴力やプレゼンテーション力を磨く。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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3分の1以上欠席した者には単位を与えない。2回の遅刻(15分以内)は欠席1回とみなす。 出席80%(うち発表やディスカッション40%) テスト20%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:瓜生 武『いま、家族の何が問題か』司法協会2012 参考文献:適宜紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業前には必ずテキストを読み、疑問や意見を積極的に発言できるよう準備をすること。 日常的に家族心理学に関連した新聞記事等を読む機会を持ち、自分の考えを持つようにすること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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後期のディベートで自分の意見をしっかり述べられるよう、積極的に学び準備すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の進め方についてのオリエンテーション。 【第2回】~【第14回】 テキストの以下の章を分担して、発表とディスカッションを行う。またテキストの他に、その章に関する書籍や新聞等の記事を各自が紹介し、ディスカッションを行う回も持つ。 第1章 いま、家族の何が問題か 第2章 こころを作る家族関係 第3章 戦後半世紀の家族変動(前半) 発表者は、指定されたテーマについてテキストの要旨を紹介するだけでなく、積極的に資料(事例も含む)を収集して発表する。 【第15回】 まとめとテスト
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