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授業の内容(Course Description) |
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実験行動分析学 (The Experimental Analysis of Behavior) は,ヒトを含めた動物の行動を決定している法則を明らかにすることを目指しており,その研究は,ヒト以外の動物を使った基礎的実験から,臨床応用や教育,コミュニティや社会の問題,スポーツ,個人差など,様々な領域に展開している。この授業では実験行動分析学の様々な研究テーマに関する論文を読み,その紹介と討論を通して,実験行動分析学について総合的な理解を深めていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1) 実験行動分析学の基本的な考え方,研究テーマ,研究方法を理解する。(2) 実験行動分析学研究の広がりを実感する。(3) 効果的プレゼンテーションの方法を身に付ける。(4) 討論のスキルを身に付ける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業中の発表 (50 %),質問・討論など授業への貢献度 (30 %),学期末レポート (20 %) で成績を決定する。但し,発表しなかった者,学期末レポートを提出しなかった者には単位は与えない。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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日本行動分析学会 (編) (2011). 『行動分析学研究アンソロジー2010』星和書店 その他,実験行動分析学の論文。参考文献は初回授業で説明する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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発表担当者は,担当部分を要約したスライドを作成し,それを使って内容を正確に分かりやすく解説し,同時に批判的なコメントを加えられるよう準備する。発表に当らない者は,担当部分を充分に読み込み,生産的な議論に参加できるよう準備する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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発表者以外の受講者にも,毎週,積極的な発言と討論への参加を求める。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 テキスト紹介と発表担当者の割り当て。 【第2回】 発表方法,文献検索の説明と参考文献の紹介。 【第3回】~【第15回】 実験行動分析学の概要についての講義。
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