1. |
授業の内容(Course Description) |
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外国史 I に引き続いて、近代ヨーロッパから始めて近年までの歴史観および歴史叙述を概観し、あわせて時代背景を説明する。現在において、これまで「主流」としてきた歴史観・歴史叙述を求めることは非常に困難な作業ではあるが、できるだけ分かりやすく説明するように努める。また、最後に日本との比較も行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①ヨーロッパについて基本的知識を獲得すること。 ②世の中の動きを歴史的に考えるための視点を身につけること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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小リポート・小テスト40%、授業参加状況10%、期末テスト50%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使用しない。参考文献は適宜紹介するが、全体的には下記の文献が基本文献である。 望田幸男他『新しい史学概論』〔新版〕(昭和堂、2002年) また、フランスに関して、次の著作も参考になる。 渡辺和行『近代フランスの歴史学と歴史家-クリオとナショナリズム』(ミネルヴァ書房、2009)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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概説書、DVDなど理解を深めることができる教材を紹介するので、事前に読んだり見たりするとよい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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高校世界史の理解程度は問わない。外国史 I の継続講義であるので、外国史 I を履修したことを前提に講義するが、外国史Ⅰは履修してなくとも受講できる。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の目的と進め方、外国史 I の内容:歴史観・歴史叙述概観 【第2回】 近代の歴史観・歴史叙述①:ロマン主義、ランケ史学(歴史学の誕生=実証主義史学の成立) 【第3回】 近代の歴史観・歴史叙述①:ランケ史学の展開と広まり 【第4回】 近現代の歴史観・歴史叙述①:政治史学と歴史学派 【第5回】 近現代の歴史観・歴史叙述②:ヴェーバーの業績、小テスト他① 【第6回】 近現代の歴史観・歴史叙述③:マルクス主義と歴史学 【第7回】 小括①:「歴史学」の流れ 【第8回】 現代の歴史観・歴史叙述①:フランス社会史① (アナール派) 【第9回】 現代に影響与えた思想背景:ジェンダーとセクシュアリティ、フコー等 【第10回】 現代の歴史観・歴史叙述②:フランス社会史② (アナール派)、近代化論と数量経済史 【第11回】 現代の歴史観・歴史叙述③:ドイツとイギリスの社会史、小テスト他② 【第12回】 現代の歴史観・歴史叙述④:ポストモダンの歴史学への影響:言説分析と言語論的転回、小テスト他 【第13回】 現代歴史学:グローバルヒストリー他 【第14回】 小括②と補論:日本における歴史学:実証主義、皇国史観、マルクス主義史学、戦後歴史学等 【第15回】 まとめ
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