Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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かな研究 I 中村 健太郎
選択  2単位
【日本文化】 14-2-2110-3356-01

1. 授業の内容(Course Description)

 日本で独自の発展を遂げた「かな(仮名)」について、平安時代の作例を中心に鑑賞方法、研究方法の修得を目的とする。特に、毛筆を用いた臨書によって、書風や用筆の違いを確認する。基礎からの授業となるため、書道経験の有無は問わない。経験者も未経験者も、かなの基礎を学び、書法の習得を目指す。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・「かな(仮名)」の鑑賞方法を説明できる。
 ・授業で取り上げる代表的な「かな(仮名)」の作例について説明できる。
 ・書道用具を正しく使用して、臨書ができる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 臨書作品の提出(4割)、授業時間内の小テスト・授業時の参加状況を合計した平常点(6割)で評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考図書:福井淳哉『和様の美 かな古筆名跡便覧』(淡交社)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 美術館や博物館での展示を通して、日常的に実物鑑賞の機会を多く持つように心掛ける。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ・書道用具は各自で用意する。書道用具がない学生には、初回の授業で販売を行う。
 ・書道の実習が主となる授業なので、実習に不自由な服装などは避けること。
 ・練習、清書料紙や墨などの消耗品は、毎時間授業内で販売を行う。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業の目的と内容、授業の進め方、評価方法について
【第2回】
 かな(仮名)の古典作品について
【第3回】
 かな実習・高野切(1)
【第4回】
 かな実習・高野切(2)
【第5回】
 かな実習・高野切(3)
【第6回】
 かな実習・高野切(4)
【第7回】
 かな実習・高野切(5)
【第8回】
 かな実習・高野切(6)
【第9回】
 かな実習・寸松庵色紙(1)
【第10回】
 かな実習・寸松庵色紙(2)
【第11回】
 かな実習・寸松庵色紙(3)
【第12回】
 かな実習・寸松庵色紙(4)
【第13回】
 かな実習・寸松庵色紙(5)
【第14回】
 かな実習・寸松庵色紙(6)
【第15回】
 まとめ、臨書作品の提出