1. |
授業の内容(Course Description) |
|
この講義では伝記資料を用い、人間の一生をEriksonの漸成発達理論(アイデンティティ理論)から考察する。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
歴史上の人物の生涯を、Eriksonの漸成発達理論(アイデンティティ理論)から読み解くことができる。 歴史上の人物の生き方に対して、「なぜ~だったのだろう」という「問い」を持つことができる。 その「問い」に対してEriksonの漸成発達理論(アイデンティティ理論)から「きっと~だったからだろう」という「仮説」を立てることができる。 「仮説」の証拠を伝記資料から列挙することができる。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
平常点(受講態度・提出物・出席等)50%と学期末レポート50%で総合的に評価する。 なお、1/3を超える欠席は不可とする。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト:特に指定しない 参考文献:西平直喜 『生育史心理学序説』 金子書房 西平直喜 『偉い人とはどういう人か―「人生の選択」のために』 北大路書房 E.H. Erikson(著) 西平直・中島由恵(訳) 『アイデンティティとライフサイクル』誠信書房 他、授業の中で適宜紹介する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
歴史上の人物1名の伝記を読む。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
他人の生涯に、真剣に向き合ってみませんか。きっと新たな発見があると思います。 第1回イントロダクションに必ず出席し、この授業のシラバスを理解した上で受講すること。 授業の計画は進行状況に応じて調整する場合がある。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 イントロダクション 【第2回】 人の一生と伝記分析 【第3回】 因果的決定論と主体的選択論 【第4回】 自我に内在する回復力 【第5回】 心理的離乳 【第6回】 心理歴史的アイデンティティ 【第7回】 役割実験VS否定的アイデンティティ・役割固着 【第8回】・【第9回】 モラトリアムと適職 【第10回】 健全性X 【第11回】 偉大性Y 【第12回】 超越性Z 【第13回】 集中的生き方 【第14回】 全人的生き方 【第15回】 まとめ
|