Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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キャリアとライフデザインの心理 三好 昭子
選択  2単位
【人間文化】 14-2-2110-3360-01

1. 授業の内容(Course Description)

 この講義では伝記資料を用い、人間の一生をEriksonの漸成発達理論(アイデンティティ理論)から考察する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 歴史上の人物の生涯を、Eriksonの漸成発達理論(アイデンティティ理論)から読み解くことができる。
 歴史上の人物の生き方に対して、「なぜ~だったのだろう」という「問い」を持つことができる。
 その「問い」に対してEriksonの漸成発達理論(アイデンティティ理論)から「きっと~だったからだろう」という「仮説」を立てることができる。
 「仮説」の証拠を伝記資料から列挙することができる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点(受講態度・提出物・出席等)50%と学期末レポート50%で総合的に評価する。
 なお、1/3を超える欠席は不可とする。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:特に指定しない
 参考文献:西平直喜 『生育史心理学序説』 金子書房
      西平直喜 『偉い人とはどういう人か―「人生の選択」のために』 北大路書房
      E.H. Erikson(著) 西平直・中島由恵(訳) 『アイデンティティとライフサイクル』誠信書房
 他、授業の中で適宜紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 歴史上の人物1名の伝記を読む。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 他人の生涯に、真剣に向き合ってみませんか。きっと新たな発見があると思います。
 第1回イントロダクションに必ず出席し、この授業のシラバスを理解した上で受講すること。
 授業の計画は進行状況に応じて調整する場合がある。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 人の一生と伝記分析
【第3回】
 因果的決定論と主体的選択論
【第4回】
 自我に内在する回復力
【第5回】
 心理的離乳
【第6回】
 心理歴史的アイデンティティ
【第7回】
 役割実験VS否定的アイデンティティ・役割固着
【第8回】・【第9回】
 モラトリアムと適職
【第10回】
 健全性X
【第11回】
 偉大性Y
【第12回】
 超越性Z
【第13回】
 集中的生き方
【第14回】
 全人的生き方
【第15回】
 まとめ