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授業の内容(Course Description) |
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自分の利害が自分の行動だけでなく他人の行動によって左右される状況が戦略的状況であり、戦略的状況を分析するツールがゲーム理論である。本科目では応用ミクロ経済学・ゲーム理論に関連した文献の輪読を通して、戦略的にものを考えるとはどういうことか、戦略的に考えることによってどのようなことがわかるのかを、可能な限り論理的に考えていく。ただし、受講生の興味・関心によっては他分野の文献の輪読に変更することがある。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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自らが周囲とどのような関係をもっているのかを正しく理解し、他者の行動を客観的に分析できる「ゲーム心」を涵養する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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発表・議論への積極的な参加状況などを加味して総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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初回のガイダンスで受講生と相談の上決定する。たとえば、渡辺隆裕(2006)、『図解雑学ゲーム理論』、ナツメ社。発表・ディスカッション技術に関しては、以下で例示する。 下地寛也(2011)、『コクヨの1分間プレゼンテーション』、中経出版。 平林純(2009)、『論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意』、サイエンス・アイ新書。 Jeremey Donovan (2012). HOW TO DELIVER A TED TALK Secrets Of The World's Most Inspiring Presentations. Createspace. (ジェレミー・ドノバン。中西真雄美(訳) (2013)、『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』、新潮社。)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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自分が発表担当でなくとも、事前にテキストに目を通しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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身近なできごとについて、戦略的思考ができているか、常に考えてほしい。他人のことについて客観的に分析することなく、自分の都合だけで予想して、その予想が外れてしまうということはあるか、あるとすれば、どのように予想すればそれが防げるのか、意識してほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】~【第5回】 発表・ディスカッション技術の確認 【第6回】~【第15回】 テキストの輪読
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