Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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社会学 II 渡辺 秀樹
【Ⅳ】  2単位
【Ⅳ 社会と経済のしくみを学ぶ】 14-1-1350-3810-12

1. 授業の内容(Course Description)

 社会学Ⅰに引き続き、社会学的なものの見方について、講義を進める。社会学という眼鏡で社会を見ると、社会はどのように見えるか。その基本的な導入部となる。社会学の基本的な概念や枠組の紹介が中心となる。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 社会学への導入として、社会学的なものの見方の基本を学ぶことを目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業内小レポートと試験の結果による評価。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献、
  1、『いま、この日本の家族』(弘文堂、2010)
  2、『新・社会福祉士養成講座 3 社会理論と社会システム(第3版)』(中央法規、2014)
  3、『越境する家族社会学』(学文社、2014)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 日常生活のできごとや、報道される社会的事件を、常識の眼鏡を外して、社会学の眼鏡で見るとどのように見えるか、ときどき意識して考え、関連文献に当たり,授業内小レポートに活かしてほしい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 学ぶこと,考えることの楽しさを味わってほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 行為選択肢/行為評価軸から見る行為と社会
【第3回】
 属性と業績;業績主義社会のなかの属性主義
【第4回】
 道具的と表出的・限定的と無限定的・普遍と個別・個人志向と集合体志向;職業システムと家族システム
【第5回】
 R. K. マートンの潜在的機能と意図せざる帰結
【第6回】
 予言の自己成就、ラベリング論、ピグマリオン効果
【第7回】
 現代家族への社会学的接近(1)家族的事象を通して社会学的思考を学ぶ。
【第8回】
 現代家族への社会学的接近(2)育児論・父親論へのジェンダー的視点の導入
【第9回】
 現代家族への社会学的接近(3)家族の多様性
【第10回】
 グローバリゼーションとトランスナショナルファミリー
【第11回】
 現代の社会問題(1)
【第12回】
 現代の社会問題(2)
【第13回】
 社会の比較;社会の多様性について
【第14回】
 社会の変化;社会の歴史生、相対性について
【第15回】
 まとめと試験